TikTok Shop急成長カテゴリーTOP10|2026年7月

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TikTok Shopで「これから何を売るか」を決めるとき、売上ランキングの上位だけを見ていませんか。

上位カテゴリーはたしかに市場が大きいのですが、すでに強いショップが場所を取り切っていることも多く、後から入る側にとっては必ずしも朗報とは限りません。むしろ知りたいのは「今どこが伸びているか」——つまり成長率です。

弊社はTikTok Shop分析ツール「Kalodata」の国内正規代理店として、毎週この市場を定点観測しています(週次レポートのバックナンバーはこちら)。今回は視点を商品単位からカテゴリー単位に引き上げ、直近30日間で売上高成長率が100%を超えた(=前期比で売上が2倍以上になった)カテゴリーだけを抽出しました。

結論を先に言うと、伸びているのは大きく3つの塊です。ジュエリー、夏物の実需品、そしてキッチン・オーラルケア。そして同じ「急成長」でも、ライブ配信で売れているカテゴリーと、ショート動画で売れているカテゴリーがはっきり分かれます。ここを取り違えると、せっかく伸びている市場に入っても売り方が噛み合いません。

※本記事の数値はすべて Kalodata(対象期間: 2026/06/17〜07/16、日本、2026/07/17取得)の表示値です。Kalodataの数値は同社の独自処理による参考値であり、各ショップの公表売上ではありません。

集計条件とデータの見方

今回の抽出条件は次のとおりです。

  • 市場: 日本(TikTok Shop Japan)
  • 集計期間: 2026年6月17日〜7月16日(過去30日間)
  • 絞り込み: 売上高成長率 100%〜∞(前期比で売上が2倍以上になったカテゴリーのみ)
  • 並び順: 上記の条件を満たすカテゴリーを売上高の大きい順に表示

実際のKalodataの画面がこちらです。左側のフィルターで「売上高成長率 >100%」を指定し、期間を過去30日間に設定しています。

Kalodataの急成長カテゴリー一覧画面(過去30日間・2026年6月17日〜7月16日・日本)

Kalodataの「急成長カテゴリー」画面(期間: 過去30日間 2026/06/17〜07/16、日本)。売上高成長率100%以上で絞り込んでいます(出典: Kalodata、2026年7月時点)

ひとつ注意点があります。成長率の高さと市場の大きさは別物です。今回1位の「銀」でも30日間の売上高は1,364万円で、カテゴリー全体で見れば決して巨大な市場ではありません。急成長カテゴリーとは「小さいけれど今まさに立ち上がっている市場」であり、そこが狙い目である理由でもあり、リスクでもあります。この点は記事の後半で市場集中度の数字を使って掘り下げます。

なお、Kalodataのカテゴリーには階層(L1〜L3)があります。L1が「美容・パーソナルケア」のような大分類、L3が「アイスパック」のような小分類です。今回のTOP10は、L2が2つ・L3が8つで、粒度の細かい小分類が中心になっています。

TikTok Shop急成長カテゴリーTOP10【2026年7月版】

まず全体像です。

TikTok Shop急成長カテゴリーTOP10の売上高と成長率の一覧表(2026年7月版)

TikTok Shop急成長カテゴリーTOP10(出典: Kalodata、集計期間 2026年6月17日〜7月16日)

10カテゴリーすべてが前期比2倍以上。最も伸び率が高い「アイスパック」に至っては+304.37%、つまり売上がおよそ4倍になっています。以下、上位5カテゴリーを1つずつ掘り下げます。

1位|銀(+137.25%)

Kalodataのカテゴリー詳細画面「銀」のコア指標(過去30日間・日本)

Kalodataのカテゴリー詳細画面「銀」(期間: 過去30日間 2026/06/17〜07/16、日本)。右のグラフは売上高の推移(出典: Kalodata、2026年7月時点)

  • カテゴリー階層: L2(ジュエリーアクセサリー・デリバティブ > 銀)
  • 売上高: 1,364万円(成長率 +137.25%)
  • ショップ数: 36/ショップあたりの平均売上: 38万円
  • 市場集中度: 上位3ショップで62.14%、上位10ショップで92.30%
  • 売れ方: ライブ833万円/動画140万円/商品カード392万円
  • 流入: アフィリエイト758万円/自己宣伝343万円/ショッピングモール263万円

急成長カテゴリーの中で唯一、売上高が1,000万円を超えています。特徴的なのは売上の61%がライブ配信経由である点で、動画経由はわずか10%です。シルバーアクセサリーは素材の輝きや質感、サイズ感が伝わりにくく、その場で角度を変えて見せながら質問に答えられるライブと相性が良いカテゴリーだと考えられます。

同じジュエリー階層の兄弟カテゴリーを見ると、非天然水晶(2,302万円)やプラチナ系(2,068万円)は前期比マイナスで、天然水晶(1,763万円)と銀が伸びています。ジュエリー全体が伸びているのではなく、その中で銀に需要が移っているという読み方が自然です。

2位|特別パーソナルケア(+199.61%)

  • カテゴリー階層: L2
  • 売上高: 717万円(成長率 +199.61%)
  • ショップ数: 91/ショップあたりの平均売上: 8万円
  • 市場集中度: 上位3ショップで81.62%、上位10ショップで92.55%
  • 売れ方: ライブ368万円/動画204万円/商品カード144万円
  • 流入: アフィリエイト532万円/自己宣伝97万円/ショッピングモール87万円

売上が約3倍に伸びた一方で、ショップあたりの平均売上は8万円とTOP10で最も低いカテゴリーです。参入している91ショップのうち上位3ショップが81.62%を持っていく構造で、要するに「一部の勝者と、大量のほとんど売れていないショップ」に分かれています。伸びているからといって誰でも売れるわけではないことが、この数字にはっきり出ています。

売上の74%がアフィリエイト経由。クリエイターに紹介してもらえるかどうかが、そのまま勝敗を分けていると見ていいでしょう。

3位|人工宝石ネックレス・ペンダント(+112.06%)

  • カテゴリー階層: L3
  • 売上高: 706万円(成長率 +112.06%)
  • ショップ数: 50/ショップあたりの平均売上: 14万円
  • 市場集中度: 上位3ショップで86.47%、上位10ショップで96.99%
  • 売れ方: ライブ618万円/動画14万円/商品カード74万円
  • 流入: アフィリエイト575万円/自己宣伝90万円/ショッピングモール40万円

TOP10で最もライブ偏重が極端なカテゴリーです。売上の87.5%がライブ経由で、動画経由はわずか2.0%。ここに動画中心の戦略で入っても、ほぼ噛み合いません。1位の「銀」と合わせて読むと、ジュエリー系=ライブという構図が二重に確認できます。

4位|アイスパック(+304.37%)

  • カテゴリー階層: L3
  • 売上高: 636万円(成長率 +304.37%)
  • ショップ数: 51/ショップあたりの平均売上: 12万円
  • 市場集中度: 上位3ショップで91.93%、上位10ショップで97.38%
  • 売れ方: ライブ368万円/動画203万円/商品カード65万円
  • 流入: アフィリエイト527万円/自己宣伝63万円/ショッピングモール46万円

成長率304.37%はTOP10で断トツ。集計期間が6月17日〜7月16日、つまり梅雨明けから猛暑の入り口にあたる時期であることを考えれば、これは純粋な季節需要です。同じ文脈で6位のクーラーバッグ(+131.73%)も伸びています。

ただし上位3ショップで91.93%という集中度は、TOP10で最も高い部類です。夏物は毎年立ち上がる需要なので、すでに実績のあるショップが在庫とクリエイター関係を押さえて先行している、と読むのが妥当でしょう。今から仕入れて参入するには時期が遅く、むしろ来年の同時期に向けた仕込みの材料として見るべきデータです。

5位|包丁(+125.25%)

  • カテゴリー階層: L3
  • 売上高: 568万円(成長率 +125.25%)
  • ショップ数: 42/ショップあたりの平均売上: 14万円
  • 市場集中度: 上位3ショップで74.22%、上位10ショップで90.70%
  • 売れ方: ライブ56万円/動画426万円/商品カード86万円
  • 流入: アフィリエイト481万円/自己宣伝42万円/ショッピングモール45万円

ここまでのジュエリー系と真逆で、売上の75.0%が動画経由です。切れ味を映像で見せれば一目で伝わる商材なので、納得感があります。そして上位3ショップの占有率74.22%はTOP10で最も低く、急成長カテゴリーの中では相対的に参入余地が残っているカテゴリーと言えます。

6〜10位

  • 6位|クーラーバッグ(544万円 / +131.73%)— 動画経由80.0%。アイスパックと同じ夏物需要
  • 7位|銀製リング(499万円 / +154.72%)— ショップ数20と少なく、平均売上25万円は上位。ジュエリー×ライブ(58%)の構図
  • 8位|メンズトートバッグ(482万円 / +100.60%)— TOP10で唯一、自己宣伝収入(175万円)がアフィリエイト収益(139万円)を上回る
  • 9位|オーラルスプレー(434万円 / +125.03%)— ショップ数わずか8。ショップあたり平均54万円はTOP10最高だが、上位10ショップで100%の完全寡占
  • 10位|パールイヤリング(434万円 / +195.93%)— 動画経由の売上が0円。ライブ(67%)と商品カードのみで成立

データから読み取れる3つの構造

個別のカテゴリーを離れて、10カテゴリーを横断して見えるものを整理します。

構造1: 「ライブで売れる商材」と「動画で売れる商材」は明確に分かれる

急成長カテゴリーのライブ・動画・商品カード経由の売上構成比の表

急成長カテゴリーの「売れ方」内訳(出典: Kalodata、集計期間 2026年6月17日〜7月16日)

ジュエリー系(銀61.1%、人工宝石ネックレス87.5%、パールイヤリング67%)はライブ、キッチン・実需系(包丁75.0%、クーラーバッグ80.0%)は動画。この差は好みの問題ではなく、商材が「説明を要するか、一目で伝わるか」の違いだと考えると筋が通ります。

輝きや質感、サイズ感を確かめたいジュエリーは、視聴者の質問にその場で答えられるライブの土俵。切れ味や保冷力のように15秒で結果を見せられる商材は、動画の土俵です。参入先を決めたら、そのカテゴリーがどちらの土俵で回っているかを先に確認してください。自社がライブ配信の体制を持っていないのに人工宝石ネックレスを選ぶのは、97%の売上が発生していない場所で戦うことになります。

構造2: 成長を駆動しているのはクリエイター(アフィリエイト)

10カテゴリー中9カテゴリーで、アフィリエイト収益が自己宣伝収入を上回っています(唯一の例外はメンズトートバッグ)。極端な例ではオーラルスプレーが、自己宣伝5万円に対してアフィリエイト420万円。売上の97%がクリエイター経由です。

つまり急成長カテゴリーで起きているのは「ショップが自力で広告を回して伸ばした」現象ではなく、クリエイターが紹介し始めた結果としてカテゴリーごと立ち上がったという現象です。参入を検討するなら、商品開発や在庫と同じ熱量で、クリエイターにどう取り上げてもらうかを設計する必要があります。アフィリエイトの仕組み自体はTikTok Shopアフィリエイトとは|日本での始め方・稼ぎ方で整理しています。

構造3: 「急成長」=「空いている」ではない

ここが最も誤解されやすいところです。TOP10のうち8カテゴリーで上位10ショップの市場占有率が90%を超えています(オーラルスプレーは100%)。成長率が3桁でも、その売上は既に少数のショップに集中しています。

急成長カテゴリーの正しい使い方は「ここに入れば売れる」ではなく、「この領域に需要が生まれている。自社の商材や体制で勝てる形はあるか」を検討する材料です。その意味で今回のTOP10なら、上位3ショップ占有率が74.22%と最も低い「包丁」、ショップ数が20と少ない「銀製リング」あたりが、相対的に検討の余地があります。

セラーが明日から取れるアクション

セラーが明日から取れるアクション

データを見て終わりにしないために、実務に落とすとこうなります。

  1. 自社商材に近いカテゴリーを、成長率で絞って探す — 売上高順ではなく成長率順に見ると、まだ大手が本腰を入れていない領域が見つかります
  2. そのカテゴリーの「売れ方」を確認する — ライブ主体か動画主体かで、必要な体制がまったく変わります。ここを外すと打ち手が空振りします
  3. 市場集中度を必ずセットで見る — 上位3ショップで90%超なら、後発は相当な差別化が必要だと覚悟してください
  4. 季節性を切り分ける — アイスパックのような季節商材の急成長は「来年の仕込み」の情報であって、今から追う情報ではありません
  5. クリエイター起点で設計する — 急成長の主エンジンはアフィリエイトです。商品が決まった時点で、誰に紹介してもらうかの当てを持っておく

なお、法人として自社商品をTikTok Shopで伸ばしたいが社内に体制がない、という場合は、企画から配信・クリエイター連携までの運用支援も承っています。お困りの際はお問い合わせフォームからご相談ください。

TikTok Shopの売れ筋を自分でチェックするなら【Kalodata】

この記事のデータはすべて、TikTok Shop専門の分析ツール Kalodata(カロデータ) で取得しています。合同会社LEAD ONEは、Kalodataの日本国内における正規代理店(認定パートナー)です。

Kalodataの急成長カテゴリー一覧画面(過去30日間・2026年6月17日〜7月16日・日本)

Kalodataでできることの一例です。

  • カテゴリー・商品・ショップ・クリエイター・動画・ライブを横断した売上データの確認
  • 売上高成長率や市場集中度での絞り込み(今回の「急成長カテゴリー」抽出がまさにこれ)
  • ライブ/動画/商品カードなど、売れ方の内訳の把握
  • 期間を変えての比較(昨日・過去7日・30日・90日・180日)

この記事の分析を再現する3ステップ

  1. Kalodataにログインし、上部メニューから「カテゴリ一覧」を開く
  2. タブから「急成長カテゴリー」を選び、左のフィルターで期間を「過去30日間」に設定する
  3. 表示されたカテゴリーの「売上高成長率」「上位3ショップ市場占有率」「ライブ売上/動画売上」を見比べる

慣れれば3分ほどで、この記事と同じ視点で市場を確認できます。まずは無料トライアルで、自社の商材に近いカテゴリーが今どうなっているかを覗いてみてください。

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料金プランの詳細はKalodataとは?料金プラン・使い方・無料トライアル、登録の手順はKalodataの登録方法と無料トライアルの始め方で解説しています。実際のリサーチの流れはTikTok Shopで売れている商品の見つけ方、ランキングの調べ方はTikTok Shopの売れ筋ランキングをKalodataで調べる方法もあわせてどうぞ。

よくある質問

Q1. 「売上高成長率」とは何と比較した数字ですか?

A. Kalodataが表示する売上高成長率は、集計期間(今回は過去30日間)の売上高を、その直前の同じ長さの期間と比較した増減率です。100%であれば売上がちょうど2倍、300%であれば約4倍になったことを意味します。

Q2. 成長率が高いカテゴリーに参入すれば売れますか?

A. そう単純ではありません。今回のTOP10は8カテゴリーで上位10ショップの市場占有率が90%を超えており、成長した売上の大半は既に少数のショップが取っています。成長率は「需要が生まれている場所」を教えてくれますが、「空いている場所」を教えてくれるわけではありません。市場集中度とセットで判断してください。

Q3. ライブ配信ができなくてもTikTok Shopで売れますか?

A. 商材次第です。今回のデータでも、包丁は売上の75.0%、クーラーバッグは80.0%が動画経由で、ライブなしでも成立しています。一方で人工宝石ネックレスは87.5%がライブ経由で、動画経由は2.0%しかありません。狙うカテゴリーの売れ方を先に確認するのが確実です。

Q4. 夏物カテゴリーの急成長は今から追いかけるべきですか?

A. 今回のアイスパック(+304.37%)やクーラーバッグ(+131.73%)は、6月中旬〜7月中旬という季節そのものが要因です。これから仕入れて参入しても需要のピークに間に合わない可能性が高く、来シーズンに向けた準備の材料として見るのが現実的です。

Q5. カテゴリーの「L1・L2・L3」とは何ですか?

A. Kalodataにおけるカテゴリーの階層です。L1が最も大きな分類、L3が最も細かい分類にあたります。今回のTOP10は「銀」「特別パーソナルケア」がL2、残り8つがL3でした。細かい階層ほどニッチな市場になるため、売上高の規模も小さくなる傾向があります。

Q6. このデータはTikTok Shopの公式発表ですか?

A. いいえ。KalodataはTikTok Shopの公開情報をもとに独自処理で推計したデータを提供しており、各ショップが公表した売上そのものではありません。本記事でも参考値として扱っています。傾向をつかむ用途には十分ですが、1円単位の正確性を前提とした意思決定には使わないでください。

Q7. 無料トライアルだけでも同じ分析はできますか?

A. 「急成長カテゴリー」タブとフィルター自体は確認できます。ただし表示できるデータの範囲や期間、エクスポートの可否はプランによって異なります。まず無料トライアルで自社の商材に近いカテゴリーを覗いてみて、継続的に定点観測したくなった段階で有料プランを検討するのが無駄がありません(クーポンコードTT134で毎月10%OFF)。

Q8. 毎月このランキングは更新されますか?

A. はい。弊社では週次の売れ筋レポートに加えて、月次でカテゴリー単位の動向を定点観測しています。最新の商品単位のランキングはTikTok Shop週次レポートをご覧ください。

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