【TikTok解説】2023年にバズるグルメ系アカウントの要因

 

今回、解説するのはこちらの動画。

 

@jukananan727 213回電話してやっと予約取れた東京1大きいお寿司🍣 おじいちゃんの接客について色々言われてるみたいだけど、実際話してみたらお客さん想いの優しい方だった☺️ 🍣三鷹 わかさ鮨 特上 3000円 #東京グルメ #tiktokグルメ #寿司 #sushi #japanesefood #おすすめ #fyp #trending ♬ 人生のメリーゴーランド(ハウルの動く城) - Kazumi Tateishi Trio

いい感じのおじいちゃんがどデカいお寿司を持ってくるという動画です。

 

“映えるだけ”のグルメはもうバズらない。

TikTokがで始めた当初であれば、この『ネタがでかい寿司』という要素だけで伸びたかもしれません。

が、今はもうネタがでかいだけで動画がバズるTikTokではなくなりました。

ではなぜこの動画が1本で700万再生以上も回っているのか。

バズってる要因は、

・注目を引く冒頭の入り
・見た目のインパクト
・BGMと映像のマッチ
・コメントしたくなるツッコミどころ

がかけ合わさった結果です。

 

①注目を引く冒頭の入り

 

冒頭でどれだけ視聴意地を取れるかが、TikTokにおいてはキモです。

この動画では、いきなり『でかい寿司』を映すのではなく、あえて『寿司を持ったおじさん』を冒頭で映したのは秀逸だと思います。

しかも登場時の歩き方も少し独特で、この登場の仕方も視聴者に『何が始まるのか?』という期待感を想起させてます。

 

②見た目のインパクト

 

『ネタが大きい寿司』
『ザ・寿司職人っぽくない普通のおじさん店主』
『↑が暖簾から登場する』

という見た目のインパクトを強める3つの要素がかけ合わさって、情報量が多くなっています。

いかに短時間に多くの情報量を含めるかも、TikTokにおいては大事な要素です。

 

③BGMと映像のマッチ

 

BGMと映像がマッチして、なんとなくノスタルジックな雰囲気になっているのも視聴者が入り込みやすくなる要因だと思います。

流行りのJ-popではなく、ゆったりとしたジブリの音源と、飾らない店主の人間味がよくマッチしています。

似た動画に、2000万回以上再生されているプリンマスターのおじいちゃんの動画があります。

@wolf.0313 プリンマスターがさばくこだわりの絶品プリン!アクスタは写真撮影に使って下さいと手渡してくれる!満足感ある大きめプリンは優しい甘味でとても上品!マスターのこだわりと愛情が詰まってる。ちなみにババロアもあるんだが一ヶ月以上の予約待ち!気さくなマスターとのお話も楽しんでね#新橋グルメ #japanesefood #japantravel #pudding ♬ Samsara - TAKEHARA PISTOL


曲を中孝介の『サンサーラ』にすることで、世界観がグッと完成しています。

 

④コメントしたくなるツッコミどころ

 

動画を見るとわかりますが、奥の方で電話がずっとなっています。

多分、TikTokでバズりまくった結果、予約の電話が止まらないのだと思います。

実際コメント欄を見ると、上位に来てるコメントは「電話がずっとなってるww」という内容のコメントが多いです。

TikTokをバズらせる要素に『コメントを誘発する』というのがありますが、この奥でずっと電話が鳴ってることでコメントを誘発しています。

そしてコメント欄が勝手に盛り上がり、その結果で視聴維持率が高くなって動画がバズっています。

こんな感じで、バズる要因を分析する際に上位のコメントをチェックするのは必須です。

 

動画がバズるときはいくつかの要素が組み合わさってバズります。

また、その要因を調べるときはコメント欄を開いてみるのは有効な手段です。

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