今日紹介するのは、6/5の初投稿から約1ヶ月間で15万フォロワー。
競合が圧倒的に多い『料理系』でバズりまくってる。
しかも、突出したスキルとか顔面の良さとか資金をかけまくってるとかでもなく。
編集もまぁよくある『料理アカウント』と大差はありません。
誰でも真似できそうな内容ですが、アカウントのコンセプト設計がうますぎるアカウントがこちらです。
@emons.curry炊飯器で作る無水ポトフ!!!♬ オリジナル楽曲 (弟) - 炊飯器ブラザーズ
このアカウントが伸びてる要因は間違いなくコンセプト設計の上手さです。
では、具体的にどの辺がどう上手いのか、そのポイントを解説していきます。
炊飯器ブラザーズのTikTokアカウント設計
コンセプトの作り方①『掛け合わせ』
競合圧倒的に多い『料理』という大ジャンルに、炊飯器というニッチなものを掛け合わせています。これがうますぎる。
『すでにあるものの掛け合わせでコンセプトを作る』というのは多くの人がやってみます。
例えば、料理を例に挙げると
・料理×時短
・料理×筋トレ
・料理×弁当
・料理×アウトドア
などなど。
ですが、これらはすでに同じようなアカウントが山ほどあり、すでに1つの掛け合わせだけだと伸ばすのは難しくなってきています。
このアカウントに関しては、『炊飯器』というものに組み合わせたのが斬新でした。
しかもただニッチであるだけではなく、どの家庭にも1台はある『炊飯器』を選んだこと。
これが例えば『低音調理器』とかになると、多くの人にとっては関係のない動画になってしまいます。
ですが、『炊飯器』を選んだことで、一人暮らしの大学生から大家族の主婦まで、ほとんどの人にとって関係のある動画でありながらニッチを取ることができています。
このように、自身の発信のジャンルの中で組み合わせができそうな小ジャンルをどう選ぶかがめちゃくちゃ大事なのが伝わります。
コンセプトの作り方②『ブレない軸』
また、アカウントの投稿を全て『炊飯器調理』で一切ブラさないのが肝です。
普通、こういうアカウントを作ろうとすると、時短調理とか簡単調理みたいな方向で、すぐに横展開したくなります。
ですがこちらのアカウントはそれを一切ブラさないようにしています。
こうすることで、尖りまくった唯一無二のアカウントの構築に成功しています。
多分、これまでにも炊飯器調理の動画をあげてる人はたくさんいたはずです。
ですが、そこにとことん特化させたことが今回の成功の要因になっています。
アカウントトップに飛ぶと、全て炊飯器に食材が投げ込まれるサムネイルに担っているので、このコンセプトが一目でわかりやすいのもポイントです。
(番外)編集のポイント
編集のポイントは、冒頭の炊飯器に食材が丸ごと投げ込まれるという演出です。
『炊飯器=米を炊くもの』という先入観がある中で、野菜などの食材が投げ込まれる様子から始まるのはかなり引きがあります。
どうすれば冒頭で注目を集められるか、を結構考えて構成を作っているのではないかなと思います。
まとめ
このように、競合がひしめくジャンルで後発で始めたとしても、コンセプトの作り方を工夫すれば、このように一気にファンを獲得するアカウント構築が可能です。
最終的にこのアカウント主がどのようにしてマネタイズまで持っていくのか、引き続くウォッチしていきます。