飲食店のTikTok成功事例5選！活用のポイントも解説

TikTokを活用して魅力を伝えている企業アカウントは増えており、飲食店でもTikTokで集客に成功している店が多数存在します。

TikTokで一気に拡散されれば、多くのユーザーにお店の魅力を伝えることができます。

しかし、「何を投稿したらいいのかわからない！」と悩んでいる飲食店関係者の方は多いはずです。

今回は、TikTokを活用した飲食店アカウントの成功事例を5つご紹介します。

TikTok活用のポイントも解説するので、ぜひ自社のアカウント運用に役立ててください。

※弊社制作はではいアカウントを含みます。

飲食店のTikTok成功事例5選

kj【料理人】

kj【料理人】は、池尻大橋のビストロ「PLUCK AND PLANT」のTikTokで、TikTok上半期トレンド大賞2023のグルメ部門を受賞した人気アカウントです。

PLUCK AND PLANTは開店から4か月間赤字続きで、閉店直前でした。

@pluck_and_plant オープン当初から唐揚げと並んで当店の名物となっているリゾット。 もともとは白い平皿で提供していましたが、”平皿にスプーンは食べにくい” “お皿は暗めがいい”などの意見をいただいたので、黒色の深いお皿に変更し、レシピや盛り付けなども改良して自信を持ってお客様にお出ししています。 コメントが多い当店のアカウント、今までたくさんのアドバイスに助けられ大変嬉しくは思いますが全員の意見を取り入れる ことは難しいです。 それでもできるだけ皆さんのアドバイスをもとにより良いお店に成長していけたらと思っていますので、これからも貴重なご意見よろしくお願いいたします。 #PAPFJO #池尻大橋 #ビストロ ♬ Tips. – Green Assassin Dollar

そこからTikTokを活用して集客に成功し、経営を立て直すことに成功しました。今では、大人気のビストロへと成長しています。

PLUCK AND PLANTのTikTok最大の特徴は、個性的なキャラクターをもつ料理人のkjさんです。

ロン毛・ニット帽・パーカー・エプロンなしの独特なkjさんの姿と、売上の上がらないお店の現状を赤裸々に語り、「黒字化を目指すにはどうしたらいいのだろうか」とユーザに問いかけたところ、たくさんのコメントやアドバイスが寄せられました。

すぐにアドバイス通り髪を切り、エプロンをつけ、料理の盛り付けや内装を改善する姿を投稿しました。

すると、真摯なkjさんの姿とゲーム感覚でお店を成長させるスタイルが人気となり、拡散されていったのです。

TikTokはコメントを入力している間も動画が再生されるので、視聴回数を稼ぐことができます。

魅力的な動画や編集に加え、コメント欄での活動を活発にすることが、TikTok集客の成功ポイントです。

焼鳥どん日垣兄弟

焼鳥どん日垣兄弟は、都内に3店舗展開する焼鳥屋「焼鳥どん」の企業アカウントです。

お店のオーナーである日垣さんが、新型コロナウイルスの影響で客足が遠のいてしまった状況を打破するため、TikTokの投稿を始めました。

個性的なメンバーで、面白おかしく飲食店のあるあるを毎日発信しています。

@higakiyakitori @神出鬼没のさきっぽ @なっちょす。 @東京挫折組（かえってきた） #シフト #バイト #居酒屋 #あるある ♬ オリジナル楽曲 – 焼鳥どん日垣兄弟

焼鳥どん日垣兄弟は、27万人以上がフォローしている人気アカウントです。

人気の理由は、親しみやすい日垣さんの人柄です。
面白おかしいあるある動画で、「あの人に会いに行きたい」と思われる店づくりを徹底しています。

最近の飲食店では「映え」が求められる風潮がありますが、唯一無二のキャラクターで勝負することで他社との差別化を図ったのです。

また、毎日投稿をすることでフォロワーを飽きさせず、常に楽しませる工夫をしています。

サブウェイ

人気のサンドウィッチ専門店・サブウェイも、TikTokで集客に成功した企業アカウントの1つです。

サブウェイでのオーダー方法やおすすめのカスタマイズ、サンドウィッチを作るスタッフ目線で撮影した動画などを投稿しています。

@subwayjapan @ayuayu0525coc への返信 パンもサラダも苦手な方おすすめ…？🧐🥪(サブウェイ、ボケに挑戦してみた笑)#mysubwaysub #サブウェイ#ゴールデンウィーク #自分革命 ♬ かわいくて楽しい子供が遊んでいるような曲 – これぽい／KorePoi

サブウェイのTikTokでは、ユーザーとの交流が盛んです。

大手企業のアカウントですが、視聴者の希望に沿ったカスタマイズ方法を紹介したり、インフルエンサーとのコラボをしています。

「野菜苦手な人向けのカスタマイズ」や「アボカド限界のせ」など、ユーザーの目を引くための工夫を取り入れています。

また、様々な画角や効果音を使うなど、視聴者が飽きずにみられるよう工夫されています。

ドミノピザ

ドミノピザも、TikTokを活用した集客に成功しました。

ユーザーの大半を占めるZ世代をターゲットにし、戦略的にプロモーションしています。

「ニューヨーカー　1キロウルトラチーズ」の再販で、TikTokを活用した広告が絶大な効果を発揮したことは、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

@dominos_jp そりゃピザだもん。IB: cocoro.uk #ドミノピザ #空耳 #title #誰かに話したい #hello2022 ♬ title – ©️

ドミノピザのTikTok集客の特徴は、インフルエンサーを活用した戦略的なプロモーションです。

自社アカウントでの発信以外にも、インフルエンサーとのコラボを通して新規顧客の獲得に成功しています。

インフルエンサーを起用することでユーザーとより近い目線の投稿になり、CMや企業アカウントにはない親近感や魅力を伝える狙いがあります。

お食事処なごみ　那珂川バス営業所前

お食事処なごみ　那珂川バス営業所前は、元八百屋が営む福岡の那珂川にある居酒屋のTikTokアカウントです。

年配の店主さんが「助けてください」とお店の危機を訴える動画がTiktokで拡散され、集客に成功しました。

@2525_nagomi_0119 ご覧くださり、ありがとうございます。 美味しいご飯をご用意して、お待ちしております。 📍 那珂川市道善２丁目57 ☎️ 0929521777 #お食事処なごみ #福岡県那珂川市 #福岡グルメ ♬ 感動シーンに合うピアノ曲、BGM – しゅうまっちゃ

お食事処なごみのTikTokは、店主の方の真摯で温かい人柄でファンを獲得し、ユーザーに応援されるアカウントになっています。

実際に、コメント欄で店に訪れたと報告しているユーザーもいます。

不慣れなTikTokを使って発信する姿、お店のために助けを求める姿がユーザーの心に刺さり、集客に繋がりました。

飲食店のTikTokマーケティング成功のコツ

以上、TikTokを活用した飲食店アカウントの成功事例5選をご紹介しました。

飲食店のTikTokでも、発信の内容は様々です。発想を転換して、他社と差別化することが成功の秘訣です。

人気のアカウントには、「ユーザーとのコミュニケーション」「個性的なキャラクター」「ユーザー目線の発信」などの共通点がありました。

TikTokは、様々な企業の広告ツールとしてニュースタンダードになってきており、
今後は、飲食店でもTikTokを活用して集客を行うことが必須になります。

今回解説したポイントを意識し、効果的な集客を行っていきましょう。