今日は「当てはまるとYouTubeマーケティングが絶対に失敗してしまう3つの“ない”」について解説します。
現在、弊社では企業YouTubeの企画・撮影・編集などを行なっております。無料相談なども実施しているのですが、そうすると「YouTubeを運用しているけど、うまくいかない」と相談を受けることも多いです。
実は、YouTubeが上手くいかないチャンネルには、いくつかの共通点があります。
そんな中で今回は、そういった過去の経験も踏まえ、YouTube運営が上手くいかない3つの「ない」について解説します。
いずれかに当てはまってしまうと、そもそも勝負をする前から負けゲームが確定してしまうので最後までチェックしていただけたらと思います。
【この記事が参考になる人】
・企業のマーケティング担当者
・自分でYouTubeを編集している方
・YouTubeを運用しているけど、なかなか上手くいかない方
YouTubeマーケティングが成功しない3つの『ない』
では、具体的にYouTubeマーケティングが成功しない『3ない』について解説していきます。
もしこのうちのどれかに当てはまってしまっていると、YouTube運営がうまくいかなくなってしまうので、しっかりチェックしておいてください。
1.YouTubeの仕組みを知らない
「今、YouTubeが熱いらしい」「YouTubeをやったほうがいい」こんな言葉を聞いて、なんとなく動画を上げていませんか?
YouTubeは新しいプラットフォームです。仕組みや特性を知らずとりあえず動画をあげただけでは、YouTube運営は上手くいきません。
まれに、戦略がなくても伸びる動画もありますがたいていの場合はYouTubeの特性を活かした運営を行っています。
YouTubeの特性を知るには、例えば次に挙げることを知る必要があります。
・どういう動画がYouTubeではウケるのか
・どんな風に露出が増えるのか
・どういうフローでチャンネル登録者や視聴者数が増えるのか
・評価の高い動画と低い動画の基準は何か
・YouTube上でのNG(規約違反)は何があるか
こういった特性を理解し、自分の闘っている場所を把握しなければ、YouTube運営は上手くいきません。
まずは、YouTubeがどんな特性を持つプラットフォームかを知ることが大事です。
YouTubeというプラットフォームの特性を知った上で、適切な形でコンテンツを出すことで露出が増えます。ただただ動画をアップすれば露出が増えていくというものではありません。
場合によっては知らずのうちにYouTubeからペナルティを受けてしまうこともあるので、こうなってしまうとチャンネル運営もなかなか厳しくなってしまいます。
2.チャンネル運営の目的と戦略がない
目的と戦略がなく、なんとなく動画をあげているパターンがありますが、「そもそも何のためにYouTubeで発信しているのか」を明確にしないと、ゴールも定まりません。
例えば、企業がYouTubeをする時には次のような目的があるはずです。
・自社の商品を、直接インターネットで売りたい
・自社のブランドを確立させたい
・自社への問い合わせを増やしたい
・再生数に応じた広告収益で売り上げを立てたい
このように「目的」を明確にせずなんとなくYouTubeを上げていても、チャンネル自体が上手くいかなくなってしまいます。
YouTubeを運営する目的を定めることで、企業がとる戦略も変わってくるのです。
また、多くの方が「YouTuber」と聞いて想像するのはエンタメ系の動画ではないでしょうか。エンタメ系の動画では主に再生数を稼いでGoogleから得る広告収益を目的としている場合が多いです。
このように「YouTube広告でお金を稼ぐ」ことを目的とする場合、「とにかく広く多くの人にできるだけ長く見てもらう」ための戦略を練る必要があります。
一方、B to Bの企業で「サービスに関してのお問い合わせを集める」というのが目的だった場合。
この場合は、たとえ再生回数が少なくても、サービスのお問い合わせが増えてくればYouTube運営は上手くいっていると言えます。大事なのは再生回数よりもお問い合わせ数です。
逆に、再生回数がめちゃくちゃたくさん稼げていても、お問い合わせが皆無であれば成功とは言えません。
このように、どこに目的を定めるかによって、追うべき数字や組み立てる戦略が変わってきます。そのため、チャンネル運営の目的と戦略を明確にしておくことが大事です。
YouTubeはそれ自体が目的ではなく、あくまでもマーケティング活動の1つのツールとして捉えておくと良いでしょう。
3.適切なリソースを投資していない
YouTube運営は簡単にできると思われがちですが、片手間で上手くいくほどなかなか甘くはありません。
そのため投資すべきものもたくさんあります。例えば、企業のYouTube運営では次のものを投資する必要があります。
・機材購入、作業外注などの金銭的リソース
・企画、構成、解析などの人的リソース
・動画の演者などの社内リソース
テレビCMなどであれば前例が多いため、成果を得るために投資すべきリソースというのはなんとなくイメージしやすいかとおもいます。
しかしYouTubeはまだまだ新しいプラットフォームのため、前例がない企業の方が多く、なかなか適切なリソースを投資しづらいです。
そのため、十分なリソースを確保することができず、チャンネル運営が上手くいかなかったり継続が不可能になってしまったりする場合があります。
どのリソースをどこにどれくらい割くかは予算と戦略と運営方法によるので、どれくらいが適切かとかは一概には言えませんが、事前にある程度、投資するリソースを把握した上でYouTubeに参入することが大切です。
まとめ
今回は、YouTube運営が上手くいかない3つの「ない」について紹介しました。
1.YouTubeの仕組みを知らない
YouTubeという新しいプラットフォームの特性を知らなければ、伝えたい人に届く動画は作れません。
2.チャンネル運営の目的と戦略がない
企業の目的によって、YouTube運営のための戦略が変わってくるため、最初に明確にしておくことが必要です。
3.適切なリソースを投資していない
YouTubeは手軽に始められると思われがちですが、ある程度の人員や資金を投資しないと、運営が上手くいきません。
「YouTubeを運営しているけど、なかなか上手くいかない」と言う人は、今回説明した3つの「ない」が当てはまっていないか、ぜひ確認してみてください。今後も、「YouTubeマーケティングを成功させるための方法論」を紹介していきますので、ぜひチェックしていただけると嬉しいです。