TikTokアカウント開設2ヶ月目、15投稿で1100万再生取れて分かったこと

TikTok

こんにちは、LEAD ONEの伊東です。

先月、とあるテーマに特化したアカウントを作成して投稿を15本ほどしてみたところ、再生回数が11M(1100万回再生)ほど獲得できました。

属人性ゼロで運用してるのでアカウントは伏せてますが、実際のインサイト(解析数字)は以下の通りです。

 

 

6月頭時点ではほとんど投稿もしていない状態から、1ヶ月である程度の再生数とフォロワーが取れて色々見えてきたので、ここで得た知見と実際に意識したことについてまとめておきます。

TikTokで動画をバズらせて伸ばすコツ

TikTokを伸ばす(動画をバズらせる)ための方法論は色んなところで語られてますが、その中でも特に大事だと思った5点をピックアップしてお伝えします。

 

最初のボーナスタイムの投稿に特に力を入れる

TikTokの動画を伸ばすためには、もちろん全ての投稿に力を入れるべきですが、その中でも特に最初の5〜10本は力を入れるべきだと思います。

理由は2つあって、1つ目がオススメに乗りやすいボーナスタイムだからです。

TikTokはAIが動画の内容を分析し、興味がありそうなユーザーに自動で配信する媒体です。

でもアカウント解説初期の頃はそもそも動画が上がっていないので、「どんな内容の動画なのか」をAIが把握するために露出しやすくしてくれてると思います。(仮説です。)

この露出しやすいタイミングで高エンゲージメント(いいね・コメント・視聴完了率)の高い動画を出すことができれば、一気に最初からバズらせることができるからです。

実際、僕が運営していた上記とは別のアカウントでも、1本目の投稿で200万再生を出したことがあります。この爆発力こそ、他のSNSではありえないTikTokの利点でもあります。

そして2つ目の理由が、あなたのアカウントの方向性をAIに覚えさせるためです。

先ほども述べたように、TikTokはAIが自動で動画の内容を判断して興味のありそうなユーザーのオススメに出してくれます。

この時に『誰に向けてどんな動画をアップしてるアカウントなのか』を、最初の数本でAIに適切に覚えさせることができれば、その後の動画でも興味ある人に届きやすくなるので、結果的にバズりやすくなるということです。

ここでの注意点が1つ。

例えば、『釣り系のアカウントで釣り人を集客したい』という目的があるのに、バズりを優先して『猫の可愛い動画』を最初にアップしたとします。

そうすると、動画の配信先が猫に興味ある人に配信されやすくなり、そういったフォロワーが集まってしまいます。

その結果、本当に届けたいはずの『釣り人』にリーチしづらくなってしまうということです。

なので、最初の投稿には特に注意したほうがいいでしょう。

 

伸びた企画を引っ張って横展開する

TikTokにおいては何が大きくバズるかは動画を出してみないと分かりません。

ですので、最初のうちはある程度の仮説は持ちつつ、実際にいくつか動画を出してみる必要があります。

そこで実際に、何本か出してみると動画がヒットして大きくバズることがあります。

“バズる”の定義は人それぞれですが、個人的には初期段階で50万再生を超えてくるとバズったなという印象です。

そして、初めてそのバズが起こった時のポイントが、

バズった動画と同じ構成(フォーマット)に沿って似た動画を作るということです。

例えば、Aという動画が大きくバズったすると、その後に出すBという動画、Cという動画もAの構成に寄せます。

企画、使う音源、編集のテイストをAに寄せつつ、内容を少し変えると言ったやり方です。

そうすることによって、Aの動画を気に入ってくれた視聴者はBもCも合わせて見てくれる可能性が高くなります。

結果、1視聴者がアカウント内の動画を循環してくれるのでトータルの再生回数、エンゲージメントが高くなります。

Aの動画を気に入ってBの動画を見た人は、Bの動画を気に入る可能性も高くその結果エンゲージメントが上がりオススメに乗りやすくなるということです。

この時、BやCの動画が思ったように伸びなければ、その構成(フォーマット)は一旦忘れて新しい構成のDを出します。

ですが、BやCが伸びてるうちは同じ構成でDやEの動画を考えていくというイメージです。

実際に、短期間でアカウントを伸ばしてるユーザーの投稿をみれば分かりますが、大きくバズった動画の構成通りに連続投稿しています。

 

“視聴者は100%見ない”

TikTokの解析(インサイト)をみてみると分かりますが、だいたいどの動画も最初の3秒くらいで50%くらいの視聴者が離脱しています。

基本的に半分、もしくはそれ以上の人は一瞬だけ目を通して次の動画へ移っちゃいます。

だからこそ、最初の2秒でどれだけ注意を惹きつけられるかが大きなポイントになります。

だからこそ動画を作るときに意識すべきは『最初の2秒でどう引きつけるか』にしっかり意図を持つこと。

セールスコピーを書くときに『読者は100%読まない』と考えながら文章を書くのと同じように、TikTokも『視聴者は100%見ない』と考えた上で作ること

最初の2秒に何の意図も持たずになんとなく作ってしまうと、大きな機会損失をしていることに繋がります。

『当然、見てもらえる』という観点で作るのと、『基本的には100%見られない』という観点で作るのでは、その2秒に込める気合いが変わってきます(気合いの話になってすみません笑。でも、とても大事です)

 

コメント欄を盛り上げる

『伸びている動画はコメントが盛り上がってるし、コメントが盛り上がってる動画は伸びる』というのが僕の仮説です。

コメントが盛り上がってると伸びる理由としては、視聴者がコメントを書き込むことによって試聴維持時間が伸び、動画の評価が上がりやすいというのが1点。

コメント率が高いほどTikTokアルゴリズムでおすすめに乗る指標の1つになっている(公式が公表しないので定かではない)というのが1点。

そして、視聴者は動画を見るついでに他社のコメントを読むことにも意外と時間を費やしているというのが1点(他人のコメントを読んでる間に試聴維持が長くなる)。

さらにコメント欄で視聴者同士が会話することで、同じ視聴者が二度三度と動画に訪れてくれるというのが1点。

です。

だからあえてコメントをしたくなる要素、余白、ツッコミどころを作っておくことがポイントです。

動画がバズりだすと視聴者同士がコメント欄で喧嘩を始めることは度々ありますが、

『他人のコメント欄で喧嘩をするな!』ではなく、『美味しいなー。どんどんやってくれ』と思って見てます。

なぜならこの人たちはコメントで言い返すたびに何度も僕の動画に訪れてくれるし、コメント数の数字も増えていくからです。

ちなみに、コメントを誘発するコツとして動画に『オチ』をつけておくことでコメント率が上がるなという印象です。

 

一貫したテーマと軸

これは色んな発信者も述べているのであまり深くは触れませんが、テーマを絞り込み一貫させるのも大事です。

同じ視聴者が二度三度見てくれるかどうかは、テーマが一貫してるか動画に関わってきます。一貫させることによってフォロワーの増加にも繋がります。

TikTokを普段からよくみる人は気づくかもしれませんが、おすすめに流れてきた初見のアカウントのとある投稿Aに何かしらの反応をすると、同じアカウントの同コンセプトの投稿Bが流れてくることがあります。

これも、TikTok側のAIが『AとBは内容が似ている。だからAに反応した人はBにも興味があるだろう』と判断しているのだと思います。

バズるからといってあれこれ違ったテーマで再生数を稼いでもあまり意味はありません。

むしろ、ジャンルが異なる動画でバズってしまうと視聴者の層が雑多になってしまい、その後アカウントを育てていくのが難しくなると思います。

例えば、『ビジネスマン向けのライフハック系』の動画がバズり始めたら、アカウントを『ビジネスマン向けのライフハック』で統一させるのがいいです。

ビジネスマン向けのライフハック動画でバズったのに、可愛い猫の動画を出し始めるとよく分からないアカウントになってしまい、視聴者もビジネスマン向けのライフハックを見たい人と可愛い猫を見たい人などいろんな人が混ざり始めます。

ので、最初の段階やバズり始めた段階である程度のテーマを絞り込み一貫性を持たせた運用が大事になってきます。

 

 

TikTok運用の今後の課題

ついでに課題にも触れておきます。

今回、作って間もないアカウントで15投稿で1100万再生取れたのは悪くない数字だと思ってます。

が、フォロワーは9000人くらいしか増えてませんでした。テーマはある程度一貫させてるつもりだったのですが、ファン化までには至っていないということです。

TikTokにおける『フォロワー数』は他のSNSに比べて重要度は低いと思います。

ですが、やはりファン化していかないとせっかく伸ばしたアカウントからマネタイズも難しくなるので、今後はその辺も意識した作り方を考えていこうと思います。

 

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