九州企業が実践する短尺動画活用術と成功事例
近年、九州の企業がショート動画を活用したマーケティングで目覚ましい成果を上げています。TikTok、Instagramリール、YouTubeショートといった短尺動画プラットフォームは、地方企業にとって全国、さらには世界に向けて発信できる強力なツールとなりました。
九州の企業でも、創意工夫を凝らした様々な業種の企業が存在します。九州の企業がショート動画で成功を収めている背景には、地域性を活かしたコンテンツ制作の工夫があります。
都市部とは異なる九州ならではの風景や文化、人々の温かさが、画面越しにも伝わるような動画づくりが行われているのです。
この記事では、九州を拠点にするショート動画に特化した制作運用会社のLEAD ONEが、九州企業のショート動画活用事例を詳しく分析。
各社のアカウント情報やフォロワー数、再生数の実績とともに、成功のカギとなった戦略を徹底解説します。九州から発信されるショート動画の魅力と可能性を、ぜひご覧ください。
※弊社が支援したアカウントではない企業様の事例を含みます。詳細は実際のアカウントを閲覧して確認してください。
1. 長崎バイオパーク(長崎県・動物園)
@nagasakibiopark #カバ がスイカを#食べる音 無観客版。#咀嚼音 #hippo watermelon #asmr without visior. #animal #動物 #動物園 ♬ オリジナル楽曲 – 長崎バイオパークNAGA BIOPARK
長崎の動物園が、TikTokで約200万人ものフォロワーを獲得しました。
普段は見られない動物たちの素顔や思わず笑ってしまう瞬間を切り取った短い動画が次々と公開されています。
特筆すべきは、フォロワーの90%以上が海外ユーザーという点。地理的なハンディをむしろ強みに変え、ユニークな動物動画で世界中にファンを作り出しました。
Instagram等の他SNSとも連携した総合的な発信力が、彼らの成功を支えています。
2. 九州朝日放送(福岡県・テレビ局)
@kbc_news スタントマンがリアルに自転車事故を再現 中学校で交通安全教室◆自転車事故の恐ろしさを知ってもらおうと、福岡県宗像市の中学校でプロのスタントマンが事故を再現する安全教室が開かれました。#福岡 #福岡のニュース #KBC #九州朝日放送 #tiktokでニュース ♬ オリジナル楽曲 – 九州朝日放送
福岡のテレビ局KBCは、ニュース番組のTikTokアカウントを通じて若者の心をつかみました。
地元密着のニュースをテンポよく届ける動画は瞬く間に人気を博し、わずか2週間で3.7万人ものフォロワー増加を記録。2023年4月には42.3万人を超え、現在では100万人を突破しています。
テレビ業界とSNSを融合させることで、従来のメディアでは届かなかった若年層に新たな接点を作り出したのです。
3. ユナイテッドトヨタ熊本(熊本県・自動車ディーラー)
@united.toyota.kumamoto 2025 新型クラウン #ユナイテッドトヨタ熊本 #車 #トヨタ #クラウン #新型 #car ♬ オリジナル楽曲 – ユナイテッドトヨタ熊本
熊本県最大のトヨタディーラーは、TikTokで約6.5万人のフォロワーを集めました。この数字は全国のトヨタ販売店の中でもトップクラス。
新人社員と先輩(”ビッグブラザー”)の交流を描いた企画など、社員を前面に出した親しみやすい内容が受け、2023年7月には一本の動画が680万回以上も再生される大ヒットに。
堅いイメージの自動車販売店が、社員の人間味あふれる姿を見せることで、集客と採用の両面でブランド価値を高めています。
4. 名門大洋フェリー(福岡県北九州市・フェリー会社)
@meimontaiyou_ferry たくさんのご応募&コメントありがとうございます😭少しずつ頑張って返します🔥🥺 #名門大洋フェリー #船 #フェリー #船乗り #船員 #コック ♬ オリジナル楽曲 – 海に浮かぶ私たちの職場🚢
北九州と大阪を結ぶフェリー会社が発信するアカウントで、船員たちの日常が切り取られています。
フォロワー数約1.5万人と規模は大きくないものの、わずか45本の投稿で総再生数1,326万回、1本あたり平均29万回という驚異的な数字を叩き出しました。
最も人気の動画は200万回の視聴を突破。「船員あるある」や船上生活のリアルな姿を映した動画は、陸上では見られない特別な体験として、視聴者の好奇心を掻き立てています。
月9本という継続的な投稿も、ファンとの関係構築に一役買っています。
5. 九州電力(九州全域・インフラ)
九州電力のYouTubeチャンネルやInstagramでは、さまざまなコンテンツが公開されています。
ショート動画のフォーマットでは、社員の仕事以外の1日を紹介する『もうひとつの顔』シリーズや、普段は入れない発電所の内部をツアー形式で紹介する『エネナビ』など、シリーズに分けて動画を投稿。
堅実なイメージを持たれがちな電力会社が、エンターテイメント性豊かな発信で親近感と信頼を勝ち取った好例と言えるでしょう。
6. 三陽工業「おじさん TikTok」(九州各地に拠点・製造業)
@sanyoukougyou 難題すぎるこの問題、解けたかな? #答えはコメント欄へ #答えが分かった人はコメ欄 #なぞなぞ #クイズ #これが解けたら天才 #難問 #答えが分かった人はコメ欄へ #答えが分かった人はコメ欄 ♬ オリジナル楽曲 – 三陽工業株式会社【公式】おじさんTikTok – 三陽工業株式会社【公式】TikTok
九州にも営業所を持つ三陽工業は、「おじさんTikTok」の名で知られるアカウントで採用ブランディングに成功しました。
現場のベテラン社員たちが流行のダンスに挑戦したり、72歳の現役社員が体力チャレンジをする動画は、予想外の「渋い中年・高齢社員×TikTok」という組み合わせが若者の心を掴み、6万人以上のフォロワーを獲得。
新入社員研修にもTikTok動画制作を取り入れるなど、SNS活用を社内文化として定着させています。実際、2022年以降の新入社員の多くが「おじさんTikTokを見て応募や入社を決めた」と話すほどの影響力を持っています。
7. くまモン隊(熊本県・キャラクター/地域 PR)
@55kumamontai みんなに伝えなきゃ!!!! #エッホエッホ #みんなに伝えなきゃ #くまモンは熊本の者(モン) #15周年 #くまモン #kumamon #熊本熊 ♬ エッホエッホ豆知識off ver – うじたまい
熊本県の公式キャラクター「くまモン」のダンスチームによるTikTokは、約5万人のフォロワーを持つ人気アカウントです。
イベントの舞台裏や思わず見入ってしまうキレのあるダンス、時にはシュールなおふざけ動画まで、可愛らしい見た目と意外なギャップが魅力となっています。
他県のゆるキャラや有名人とのコラボも話題を呼び、Instagramでも11.3万人を超えるフォロワーを抱えるなど、マルチプラットフォームで熊本の魅力を発信し続けています。
九州のショート動画マーケティングの展開
ここまで九州各地の企業たちが短い動画で成し遂げた実績を紹介してきました。成功事例から見えてくるのは、規模や地理的制約を超えた新しいコミュニケーションの形です。
成功を支えた要素
地元の会社が注目を集めた背景には、いくつかの共通点があります。まず、社員や動物など「生身の存在」を前面に出した親しみやすさ。次に、予想外の組み合わせから生まれる驚きや面白さ。そして、九州という土地ならではの特色を活かした独自性。さらに、何より大切なのが長期的な視点での継続的な発信です。
熊本のある自動車販売店では若手と先輩社員の関係性を描き、長崎の動物園は普段見られない生き物たちの素顔を切り取り、ある福岡の放送局は地域ニュースを新鮮な形で届けました。船員の日常、電力会社トップの人間味、高齢社員のチャレンジ精神、ご当地キャラの意外な一面―これらはすべて、視聴者の心に残る「物語」となったのです。
九州でショート動画の運用を依頼するなら
私たちLEAD ONEは、九州を拠点に様々な業種の企業様のショート動画(TikTok、Instagram、YouTube…)の制作と運用のサポートをしております。
九州という地域性を活かした上での集客、採用、ブランディングを常日頃からクライアント様と向き合いながら一緒に考え、コンテンツを制作し続けています。
九州ならではの企画とコンテンツ制作を繰り返し様々な知見を蓄えてきました。
そんなLEAD ONEに、ショート動画の制作と運用について相談したいという方はぜひお気軽に無料相談にお申し込みください。