弊社に運用の相談に来る企業のうち、「自社でTikTokを始めたが思うように動かせなかった」というケースは、ここ1年で見ても増えてきています。
その原因を聞いてみると、アルゴリズムの話より前に出てくる言葉が決まっている。「動画をどうやって作ればいいかわからない」「編集に毎回3〜4時間かかってしまう」「撮影のたびに誰かを巻き込むのが大変で続かなかった」。
動画制作のプロセス自体は、手順を整理すれば誰でもできます。難しく感じる最大の理由は、企画・撮影・編集・投稿の各工程で「何を使えばいいか」「どこで判断すべきか」が体系化されていないことにある。
この記事では、企業がTikTok動画を一から作るための全工程を、実務経験ベースで整理します。機材選びから編集アプリの注意点、業種別の成功パターン、内製と外注どちらが自社に向いているかの判断基準まで、現場で実際に直面する疑問に答えていきます。
企業TikTok動画が「続かない」本当の理由
TikTok運用を始めた企業が3ヶ月以内に止まるパターンは、業種を問わずほぼ共通しています。まずここを理解しておくと、後の工程で同じ落とし穴を避けやすくなります。
落とし穴1:最初から完璧な動画を目指してしまう
「クオリティの低い動画を出したら会社のブランドに傷がつく」——この考え方が、最初の投稿を遠ざけます。企画に2週間、撮影に1週間、編集に3日かけて、ようやく1本を公開した頃には熱量が尽きている。こういうケースを何度も見てきました。
TikTokで成果を出している企業アカウントの多くは、最初の10〜20本は明らかに試行錯誤している。バズった動画の前には、再生数が数百回にとどまる動画が必ず積み上がっています。最初から完成度を求めるより、まず出して学ぶことのほうが圧倒的に重要です。
落とし穴2:制作フローが属人化している
「社内でSNSに詳しい人が1人いるから」という理由で、企画・撮影・編集・投稿のすべてをその1人に任せるパターンです。週3本の投稿を1人でこなすと、1ヶ月で合計30〜40時間の工数が消える。本業との兼務なら、2ヶ月で消耗します。
制作フローは分業できるように設計するのが基本です。企画を考える人、撮影に入る人、編集する人、投稿と分析を担当する人——これが別々でも、それぞれが30分〜1時間ずつ動けば週3本は回せます。
落とし穴3:「再生回数だけ」で判断する
TikTokは始めて1〜2ヶ月目に数字が伸びにくいプラットフォームです。再生回数だけを見て「効果がない」と早期撤退する企業は多い。ただ、この時期に大事なのは「視聴完了率」や「プロフィール遷移率」のような質的なデータです。KPIの設定方法についてはTikTok KPI設定 企業向けガイドで詳しく解説しています。
動画制作を始める前に決めておく3つのこと
撮影や編集の前に、最低限3点を固めておかないと、作るたびに方向性がブレます。
1. 誰のための動画か(ターゲット)
「20代に向けて」では粒度が粗すぎます。たとえば「福岡市内の中小企業の採用担当者で、Z世代の採用に課題を感じている人」くらいまで絞ると、動画のトーン・内容・BGMの選び方まで具体的に決まってきます。
ターゲットが曖昧なまま作った動画は、誰にも刺さりません。自社の商品・サービスを必要としている人を1人頭の中に思い浮かべて、その人に向けて話しかけるような動画を作るのが最短ルートです。
2. 何を伝えたいか(コンセプト)
TikTokで成果を出している企業アカウントは、必ずと言っていいほど「1本の動画で伝えることを1つに絞っています」。「会社紹介 + サービス説明 + お問い合わせ誘導」を1本に詰め込んだ動画は、たいてい全部伝わらない。
業種別の定番コンセプトは後のセクションで整理しますが、基本は「教える・驚かせる・共感させる」のどれかに的を絞ること。広い網を張るより、狭い刺さり方を狙うほうがTikTokには向いています。
3. 週に何本、誰が作るか(体制)
週3本を内製で回すには、1本あたり最低でも企画30分・撮影60分・編集90分の計3時間前後が目安です(慣れてきたら半分程度に短縮できます)。週3本なら合計9時間前後。これを本業の中でどう捻出するかを、始める前に決めておかないと続きません。
体制が整わないまま始めると、2ヶ月で止まります。最初から外注も視野に入れておくことをおすすめします。詳しくは後の「内製vs外注」セクションで比較します。
企業TikTok動画の作り方:7つのステップ
実際の制作フローを7つのステップに分けて説明します。順番通りに進めると、最初の1本は3〜5時間で完成します。慣れてくれば2時間を切ることも十分可能です。
STEP 1:企画・台本を作る(30〜60分)
TikTokで視聴者を最後まで引き留めるカギは、最初の2〜3秒です。ここでスクロールされるかどうかが決まる。企業TikTokで使いやすい「冒頭フック」のパターンをいくつか挙げます。
- 疑問提起型:「○○を知らずに外注すると、こうなります」「なぜ福岡の飲食店はSNSで集客できないのか」
- 数字提示型:「3ヶ月で月間10万PVを達成した企業がやっていたこと1つ」「SNSを始めた企業の6割が半年以内に止める理由」
- Before/After型:画面に変化を一瞬で見せる。飲食店なら「仕込み前 → 完成」、採用広報なら「入社1日目 → 6ヶ月後」
台本は箇条書きで十分です。「冒頭フック(3秒)→ 本題(30〜50秒)→ まとめ・行動喚起(5秒)」という3部構成を守るだけで、散漫な動画にはなりません。
台本の書き方についてはショート動画台本の書き方・完全ガイドも参照してください。
STEP 2:機材を準備する
「一眼カメラがないとダメですか?」という質問はよく受けますが、TikTokにおいてはスマートフォンで十分です。むしろ、一眼カメラで撮った映像は「作り込み感」が強く、TikTokのリアルな雰囲気に合わないケースもある。
弊社がおすすめする企業向け最低限の機材構成はこうです。
- スマートフォン:iPhone 13以降、またはAndroid上位機種。カメラ性能はこのクラスで十分
- 三脚 or ジンバル:手ブレは視聴完了率を下げます。1,000〜3,000円の三脚でOK。動き回るシーンが多い場合はジンバル(5,000〜15,000円)が有効
- ピンマイク:音質は視聴継続率に直結します。外部音声が聞き取りにくい動画は途中でスクロールされやすい。ワイヤレスピンマイク(Hollyland Lark M1等、5,000〜10,000円)があるだけで音質が劇的に改善します
- 照明:自然光が使える窓際での撮影が最も手軽。窓が使えない環境では、リングライト(3,000〜8,000円)を1灯置くと顔の影が消えてプロっぽく見えます
予算の優先順位は「マイク > 照明 > 三脚 > カメラ」です。画質より音質と明るさのほうが視聴体験に影響します。
STEP 3:縦型フォーマットで撮影する
TikTokは縦型(9:16)が基本フォーマットです。横向き動画を縦でトリミングすると、被写体が切れたり画質が荒くなったりします。必ずスマートフォンを縦にして撮影してください。
撮影の際によく見落とされるポイントを整理します。
- 背景を整える:生活感が出すぎる背景(散らかった部屋・雑然としたオフィス)は、企業の信頼感を損ないます。ロゴ入りの布バナーや、整頓されたオフィス背景が使いやすい
- テキストが入るスペースを確保する:画面の上下15〜20%は字幕・テキストが重なります。メインの被写体や顔は画面中央〜やや上に配置すると編集時に詰まりにくい
- 複数テイク撮っておく:同じシーンを3テイク撮っておくと、編集時に最良の素材を選べます。1テイクで完璧に仕上げようとするより、多めに撮ってから選ぶほうが結果的に効率的です
STEP 4:編集アプリ・ソフトを選ぶ(重要)
ここは企業として慎重に判断が必要な部分です。
CapCutの企業利用について:CapCutは操作性が高く個人クリエイターに広く普及していますが、企業利用では注意が必要です。商用利用権・著作権の帰属については利用規約の確認が必須であり、特に大手企業・金融・医療・行政系の組織では社内セキュリティポリシーによって使用を制限しているケースがあります。導入前に法務・情報システム部門への確認を推奨します。
企業が安心して使える主な選択肢は以下の通りです。
- TikTok内編集機能:最もシンプル。カット・テキスト・BGM・エフェクトが一通り使えます。他ツール不要で完結できるため、担当者の技術差が出にくいのがメリット
- iMovie(iOS/Mac無料):Appleデバイス使用なら無料で使える。字幕・カット・BGM程度なら十分対応できます
- Adobe Premiere Rush(月額2,728円〜):スマホとPCのどちらでも使えるAdobe製品。クオリティを上げたい企業に向いています
- Adobe Premiere Pro(月額3,280円〜):プロ仕様。編集の自由度は最も高いが、学習コストがかかります。専任担当者がいる場合に限定するのが現実的
最初は「TikTok内編集」で十分です。クオリティへの不満が出てきた段階でiMovieやAdobe Rushへ移行するのが、無駄な学習コストを避けるコツです。
STEP 5:テロップ・BGM・エフェクトを加える
TikTokはミュートで視聴されることも多いため、字幕(テロップ)は必須です。台本の主要な言葉を画面に表示することで、音なしでも内容が伝わります。
テロップのポイントを3つ挙げます。
- フォントは太めを選ぶ:細い明朝体やゴシック体は、スマートフォンの小さな画面では読みにくい。TikTokのトレンドは「太字 + 白文字 + 黒縁」のシンプルな組み合わせです
- 1フレームに出す文字量は20〜30文字まで:情報を詰め込みすぎると読み飛ばされます。短く区切って、テンポよく切り替えるほうが最後まで見てもらいやすい
- BGMはTikTokの著作権フリーライブラリから選ぶ:商用利用可能なBGMでないと収益化・広告展開時にトラブルになります。TikTokアプリ内の「楽曲」ライブラリは商用利用OKのものが多く、最も安全です
STEP 6:投稿設定(ハッシュタグ・説明文・公開時間)
動画が完成したら、投稿設定を丁寧に行います。ここを雑にすると、せっかく作った動画のリーチが半分以下になることもあります。
- 説明文(キャプション):150文字程度が目安。「この動画で何がわかるか」を冒頭に置く。キーワードを自然に含めるとアルゴリズムが内容を認識しやすくなります
- ハッシュタグ:3〜5個が目安。汎用タグと業種に特化したニッチタグを組み合わせます。ハッシュタグを10個以上並べても効果は薄く、スパム判定のリスクもあります
- 投稿時間:ターゲット層がアクティブな時間帯に合わせます。BtoB向けコンテンツは平日の12時〜13時・19時〜21時が反応が出やすい傾向があります
STEP 7:効果測定と改善サイクル
投稿後48〜72時間のデータが、その動画の評価指標として参考になります。TikTokのビジネスアカウントで確認すべき主要指標はこの4つです。
- 視聴完了率:最後まで見てもらえた割合。30〜40%を超えていれば優秀。低ければ冒頭フックか動画の長さを見直す
- プロフィール遷移率:動画を見てプロフィールに来た割合。認知からフォロー・問い合わせへの動線として重要
- シェア数:他者に転送されるほどコンテンツの価値が高い。シェアが多い動画のテーマ・フォーマットを横展開する
- フォロー転換率:動画経由でフォローされた割合。アカウントの中長期的な成長を見るための指標
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業種別・企業TikTok動画の成功パターン
同じ「企業向けTikTok」でも、業種によってバズりやすいフォーマットは異なります。弊社が支援した複数の案件から、業種ごとの傾向を整理します。
飲食・小売:「舞台裏」と「製造過程」が強い
食材の仕込み・商品の製造工程・スタッフの作業風景——こういった「いつもは見えない舞台裏」は、飲食・小売業では非常に強いコンテンツです。完成した料理や商品だけを見せるより、「どのように作られたか」を見せる動画のほうが視聴完了率が高い傾向があります。
特に「○○秒の早回し動画」は、時間をかけた工程を短くまとめられるため、視覚的な満足感と情報量を両立できます。
採用広報:「リアルな職場」と「社員の素の姿」
採用目的でTikTokを活用する企業が増えています。Z世代の就活生がSNSで企業の雰囲気を調べることは、今やめずらしくありません。採用広報で効果が出やすいのは「完璧すぎない等身大の姿」です。
社員が実際に働いている様子、ランチの光景、社内ミーティングの雰囲気——作り込まれたPR動画より、こういったスマートフォンで撮ったような素材のほうが「嘘がない」と感じてもらいやすい傾向があります。
BtoB・専門サービス:「業界の知らなかった常識」
専門知識を「教育コンテンツ」として配信するのが最も再現性の高いパターンです。「○○業界では当たり前なのに、多くの人が知らないこと」というフレームで、プロとしての知見を15〜30秒で凝縮して伝える。コンサルティング・法律・会計・IT・建設など、専門性が高い業種ほど効果的です。
「教えてもらった」と感じたユーザーはプロフィールをチェックしてサービスを調べます。直接的な売り込みなしに、専門家としての信頼を積み上げられるのが強みです。
不動産・建設:「物件・現場の臨場感」
実際の物件内部・施工現場・完成前後の比較——こういった「リアルな現場感」は、不動産・建設業では動画の強みが最も発揮されるコンテンツです。写真では伝わらない「空間の広さ」「現場の雰囲気」「施工のクオリティ」が動画なら伝わります。詳しくはTikTok不動産集客ガイドも参照してください。
内製 vs 外注:どちらが自社に合っているか
「動画は自社で作るべきか、外注すべきか」——これは正解が一つではなく、自社のリソースと目的によって変わります。ただ、判断基準がないまま「なんとなく内製」で進めると、担当者が消耗して半年以内に止まるリスクがあります。
内製が向いているケース
- 動画撮影・編集の経験がある社員が1名以上いる
- 日常的にコンテンツのネタが発生する事業(飲食・美容・観光・小売など)
- 担当者が週に5〜8時間を動画制作に充てられる
- まずはコストをかけずに試したい段階にある
- 社内の雰囲気や文化を自分たちで伝えたい(採用広報など)
内製のメリットは、コストの低さと「自社らしさ」が出やすいことです。ただし、トレンドへの対応が遅れやすく、担当者のスキルに成果が依存しやすいリスクがあります。
外注が向いているケース
- 社内に動画制作の経験者がいない
- 本業が忙しく、SNSに割ける時間が週3時間以下
- 3〜6ヶ月以内に目に見える成果を出す必要がある
- SNS広告(有料プロモーション)まで視野に入れている
- 過去に内製で試したが成果が出ず、改善の見込みが見えない
外注のメリットは、プロの知見とトレンド対応力です。デメリットとして、社内の「生の声」や日常的な素材が外からは取りにくいことがある。そのため、外注先と社内担当者が連携して動く「ハイブリッド体制」が、多くの企業で最も現実的な落としどころになっています。
コスト感の目安
| 項目 | 内製 | 外注 |
|---|---|---|
| 月額費用(概算) | 人件費のみ(機材初期投資は別途) | 月額10〜40万円前後(内容・本数による) |
| 機材初期費用 | 3〜10万円程度 | 不要(外注先が負担) |
| 立ち上がり速度 | 遅め(スキルアップ期間が必要) | 早め(即日〜1〜2週で開始可能) |
| トレンド対応 | 担当者のリテラシーに依存 | プロの知見で対応 |
SNS運用代行の費用相場についてはTikTok運用代行の費用と料金相場で詳しく解説しています。
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企業SNS動画で成果を出す5原則
最後に、企業が内製化を進める際に「成果が出るアカウントに共通すること」を5つにまとめます。一般的なハウツー記事には書かれていない、現場感のある話をここでは共有します。
原則1:最初の20本で成功を狙いに行かない
SNS動画のアルゴリズムは、アカウントの「過去の実績」をもとに新しい動画の配信範囲を決めます。つまり最初の20本は、アルゴリズムがそのアカウントの性質を学習している期間です。この期間に再生数が伸びなくても、それはコンテンツの失敗ではなく「学習フェーズ」です。20本を超えたあたりから、同じクオリティの動画でもリーチが広がってくるケースを複数のアカウントで確認しています。
原則2:「専門家の当たり前」をコンテンツにする
自分たちにとって当然すぎることこそ、視聴者には価値ある情報になります。「業界では常識なのに、外の人には全然知られていないこと」を発信するのが最も再現性の高いネタ切れ対策です。20〜30本分のネタをリスト化する「コンテンツカレンダー」を最初に作っておくと、毎回考えるコストが下がります。
原則3:社員の「人間性」を出す
企業アカウントにありがちな「綺麗すぎる動画」は、逆効果になることが多い。ブランドの統一感より、出演者の個性や素の反応のほうがエンゲージメントを高めます。特に採用・BtoB・地域密着型のビジネスでは、「この人に頼みたい」という感覚を動画で醸成できるかどうかが重要です。
原則4:伸びた動画の「型」を即座に横展開する
1本の動画が急に再生数を伸ばしたとき、多くの企業は次の動画で別のネタに行ってしまいます。正解は逆で、同じフォーマット・同じテーマで2〜3本続けることです。バズった型はすぐに横展開する。これが成果を持続させる最短の方法です。
原則5:3ヶ月以内に「勝ちパターン」を1つ決める
3ヶ月さまざまなパターンを試して、最もエンゲージメントが高かった型を「軸コンテンツ」として固定します。その型を週2〜3本の定番として回しながら、月に1〜2本は「実験枠」として新しいフォーマットを試す。この二段構えが、成果の安定と改善の両立につながります。
企業アカウントの継続的な運用戦略については企業TikTokアカウント運用ガイドも参照してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. スマートフォンだけで企業のショート動画は作れますか?
作れます。現在のスマートフォンのカメラ性能は、ショート動画制作には十分すぎるほどです。重要なのはカメラより音質と照明。ピンマイク(5,000〜10,000円程度)とリングライト(3,000〜8,000円)の2点があれば、スマートフォン1台で見栄えのする動画が撮れます。
Q2. 動画の最適な長さはどのくらいですか?
企業用途では30〜60秒が最もバランスが良いです。視聴完了率が下がりにくく、情報量も確保できます。ただし、教育・解説系コンテンツは2〜3分でも最後まで見てもらいやすい。ターゲットとコンテンツの性質によって調整してください。
Q3. CapCutを企業で使っても問題ありませんか?
個人利用であれば機能的に問題ありません。ただし、企業としての商用利用は、利用規約と社内のセキュリティポリシーを確認した上で判断してください。特に機密情報を扱う業種では、データのクラウド保存に関するリスクを考慮する必要があります。代替として、iMovieやAdobe Premiere Rushの利用を推奨します。
Q4. コンプライアンス上の注意点は何ですか?
主に4点を確認してください。①出演社員から肖像権の使用同意を書面で取得する、②BGMは商用利用可のものを使用する(SNSプラットフォーム内ライブラリが安全)、③他社名・他社商品名を比較する動画では固有名詞を出さない、④撮影場所に顧客情報・機密資料が映り込まないようにする。特に「社内の日常」を撮る際は、映り込みチェックを徹底してください。
Q5. 最初から外注したほうがいいケースはありますか?
あります。特に「半年以内に問い合わせや採用に繋げたい」という明確な期限がある場合は、内製の学習期間を待っている余裕がありません。また、週に5時間以上をSNSに充てられる担当者がいない場合も、外注のほうが費用対効果が高いです。LEAD ONEでは現状のヒアリングから最適な体制をご提案していますので、まずはご相談ください。
Q6. 成果が出るまでどのくらいかかりますか?
フォロワー数や再生数が安定して伸び始めるのは3〜6ヶ月目以降のケースが多いです。ただし「問い合わせが来た」「採用応募が増えた」という実業への影響は、3ヶ月目あたりから出始めることもあります。即効性より積み上げ型の投資だと理解した上で、KPIと体制を設計してください。
Q7. 炎上リスクへの対策はどうすればいいですか?
事前の対策として、①投稿前に2名以上でチェックするフローを設ける、②炎上しやすいテーマ(政治・宗教・競合比較)を避ける、③コメント欄は最初は「フォロワーのみ」に制限しておく——この3点が基本です。万が一炎上した場合は、削除より誠意ある謝罪コメントのほうが鎮静化しやすいケースが多い。事前に対応フローを社内で決めておくことをおすすめします。
Q8. 競合企業もSNS動画を始めていて差別化できません
競合が増えてきたということは、そのプラットフォームに需要があるという証明でもあります。差別化は「コンテンツの形式」より「発信する視点」で生まれます。同じ業種でも、自社ならではのエピソード・失敗談・ノウハウは必ず存在します。特定の業種・エリア・ターゲットに絞った「狭くて深い専門性」が、競合の多い領域で生き残る鍵です。
まとめ
企業がショート動画を作るための工程を7つのステップで整理しました。重要なポイントをおさらいします。
- 準備段階:ターゲット・コンセプト・体制の3点を先に固める
- 制作工程:企画→機材準備→撮影(縦型9:16)→編集→テロップ・BGM追加→投稿設定→効果測定のサイクルを回す
- 機材:スマートフォン+ピンマイク+照明で十分。カメラより音質と明るさを優先する
- 編集ソフト:まずプラットフォーム内編集から始め、クオリティへの不満が出てきたら移行する。企業利用では著作権・セキュリティの確認が必要
- 継続のコツ:最初の20本は学習期間と割り切り、伸びたパターンを横展開して「型」を固める
SNS運用を外部に依頼することをご検討の場合は、TikTok運用代行 福岡の選び方もあわせてご覧ください。企業がSNS運用を始める際の体制設計については企業のTikTok始め方ガイドが参考になります。
企業のショート動画制作・運用を一括サポート
「動画を作れても成果の出し方がわからない」「自社に合った体制を一緒に考えてほしい」——LEAD ONEでは、動画制作から運用代行・効果分析まで一貫して対応しています。福岡・九州を中心に、御社のビジネスに合ったSNS戦略をご提案します。
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