TikTok採用動画の始め方と費用相場|Z世代に刺さる企画・制作ガイド

TikTok採用動画 制作ガイド|Z世代採用を成功させるショート動画の作り方 TikTok

TikTok採用というと、「社員が踊る動画を投稿するやつ」だと思っている方が、まだ多いんだなと感じます。でも正直に言うと、それはだいぶ古い認識です。

2025年以降のTikTok採用の主流は、「仕事のリアルを見せる」「職場の雰囲気を伝える」「先輩社員のインタビューを短尺でまとめる」といったコンテンツです。踊りも大げさなパフォーマンスも必要ありません。むしろ、飾らないリアルさのほうがZ世代には刺さります。

この記事では、TikTokを使った採用活動の始め方から、採用動画の企画・制作ステップ、外注した場合の費用相場まで、弊社でショート動画制作を手がけてきた経験をもとにまとめています。

なぜ今、採用にTikTokが使われるのか

最近採用担当の方から相談を受ける機会が増えていますが、共通しているのが「求人媒体だけでは母集団が集まらなくなってきた」という悩みです。インディードやリクナビでの応募数が減っている一方で、SNS経由でのエントリーが増えている——そんな変化を肌で感じている企業が増えています。

TikTokのアルゴリズムには、フォロワー数に関係なくコンテンツが拡散されやすいという特性があります。求人広告に数十万円かけるよりも、週に2〜3本の採用動画を投稿するほうが、より多くの潜在候補者にリーチできるケースが出てきています。

また、Z世代(現在22〜27歳前後)の情報収集の起点がTikTokに移っています。「企業名 TikTok」で検索して雰囲気を確認してから応募を検討する、という行動パターンが定着しつつあります。

TikTok採用動画の3つのパターン

「採用動画」といっても、目的によってコンテンツの方向性は変わります。弊社でお手伝いしてきた案件を整理すると、大きく3パターンに分かれます。

採用面接の様子|ビジネスパーソンが面接を行っているシーン
TikTok採用動画で伝えたい「職場のリアル」——面接シーンひとつとっても、見せ方次第で印象が大きく変わります

パターン①:職場の「日常」を見せるリアル系

最も再生されやすく、採用効果も高いのがこのタイプです。「朝のオフィスの雰囲気」「ランチの様子」「仕事中に使っているツールの紹介」といった、普段なら外から見えない日常を切り取ります。

ポイントは「演出しすぎないこと」。きれいすぎる映像より、多少粗さがあっても「本物感」のあるほうが視聴完了率が上がります。弊社が支援した複数のアカウントを見ても、リアル系は平均視聴時間が長く、コメントでの反応も多い傾向があります。

パターン②:先輩社員インタビュー型

「入社前に不安だったこと」「実際の仕事のギャップ」「この会社を選んだ理由」——30〜60秒のインタビュー形式で伝えるコンテンツです。台本を読んでいる感が出ると急に親近感がなくなるので、ある程度ラフに話してもらうほうが効果的です。

採用担当者から「あのTikTok見ました」と言って応募してくるケースも出ており、検討段階の候補者を後押しする効果があります。

パターン③:仕事内容・スキルの「解説」型

「この職種では何をやるのか」「入社後はどんなスキルが身につくか」を短く説明するコンテンツです。職種特化型の採用をしている企業に向いています。エンジニア採用やクリエイター採用で使われるケースが多い印象です。

TikTok採用動画の企画〜投稿までの流れ

初めてTikTokで採用動画を作るときの、実務的な流れをまとめました。

ステップ1:採用ターゲットと訴求ポイントを決める

「誰に向けて」「何を伝えるか」を最初に固めます。新卒と中途、正社員とアルバイトでは刺さるコンテンツが全然違います。ここを曖昧にしたまま撮り始めると、「誰にも刺さらない動画」になります。

ターゲットが決まったら、「候補者が入社前に知りたいこと」を箇条書きで10個出してみてください。その中から動画にできるテーマが生まれます。

ステップ2:投稿アカウントを設計する

企業の公式アカウントで採用コンテンツを混在させるか、採用専用アカウントを作るか——これは会社の規模とコンテンツの量によって変わります。週に3本以上投稿できるなら専用アカウント、それ以下なら公式に混在させるほうが現実的です。

プロフィール欄には「採用情報はこちら」のリンクを必ず設置します。TikTokからの流入を採用サイトやエントリーフォームに誘導する導線を最初から設計しておくことが重要です。

ステップ3:撮影・編集する

TikTok採用動画は、撮影機材にこだわる必要はありません。最近のスマートフォンのカメラで十分です。ただし、音声品質だけは注意してください。ノイズが多い環境で撮影した動画は、たとえ内容が良くても離脱率が上がります。安価なピンマイクを1本用意するだけで質感が格段に上がります。

編集は、字幕(テロップ)を必ず入れてください。TikTokは音無しで閲覧するユーザーも多く、字幕なしでは内容が伝わりません。CapCutやDaVinci Resolveなど無料ツールでも字幕追加は簡単にできます。

ステップ4:投稿タイミングと頻度を決める

新卒採用を狙うなら、就活生がスマホを見やすい時間帯——19〜22時台の投稿が反応が取れやすいです。中途採用ならランチタイム(12〜13時)や夜間も有効です。

最初の1ヶ月は週2〜3本のペースで投稿しながら、どのコンテンツの視聴完了率や反応が良いかを確認します。最低でも3ヶ月は継続しないと傾向が見えてこないので、担当者が持続できる頻度に設定することが大切です。

ステップ5:効果測定と改善

TikTokのビジネスアカウントでは、各動画の視聴完了率・プロフィールへの遷移数・フォロワー増加数などのデータが確認できます。視聴完了率が低い動画は冒頭3秒で離脱されている可能性が高いので、冒頭のつかみを変えて再試行してみてください。

採用動画の企画・制作をプロに相談したい方は、まずはお気軽にご連絡ください。福岡・九州を中心に、採用目的に合わせたショート動画制作をご提案しています。

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TikTok採用動画の制作費用相場【外注の場合】

「外注するといくらかかるのか」は、最も多くいただく質問のひとつです。相場には幅がありますが、弊社が実感しているゾーンをまとめます。

費用の目安(月額ベース)

内容費用の目安こんな企業向け
月4〜6本制作(編集のみ)5〜15万円/月撮影は社内で行い、編集だけ外注したい
月4〜6本制作(企画〜編集)15〜25万円/月企画も含めて丸ごと任せたい
月8〜12本制作(フル支援)25〜45万円/月採用動画に本格投資したい、撮影も外注

単発で1本だけ制作する場合は1本3〜10万円程度が多いですが、採用に使うなら継続的に投稿することが前提なので、月額契約のほうが結果的に安くなるケースがほとんどです。

ちなみに、ショート動画は一般的な採用動画(2〜5分のブランドムービー等)と比べて制作コストが低い傾向があります。尺が短い分、撮影日数も編集時間も少なくて済むためです。

コストを抑えるポイント

出演者は社員の方に担当してもらい、撮影だけ外注先に立ち会ってもらう形にすると、全てフルアウトソースするよりコストが下がります。また、月に1日まとめて撮影して複数本分の素材を撮りだめるバルク撮影の方式を取ると、単価が下がります。

採用動画の制作費用や外注先の選び方については、こちらの記事でも解説しています。
👉 福岡でショート動画制作を外注するなら|制作会社の選び方と費用相場まとめ

採用担当者が陥りやすい「TikTok採用の落とし穴」

競合の記事ではあまり触れられていない部分ですが、実際に相談を受けてきた経験から、よくある失敗パターンをまとめました。

落とし穴①:「バズらせよう」と思いすぎる

採用目的のTikTokで「バズを狙う」のは、実は目的が噛み合っていない場合があります。バズって10万回再生されても、採用ターゲット外の人に届いても意味がありません。再生数より「採用ターゲットにリーチできているか」「プロフィールへの遷移が増えているか」を追うべき指標として設定してください。

落とし穴②:「いい雰囲気の動画」で終わってしまう

「うちは雰囲気がいいです」という抽象的なメッセージは、どの会社も発信しています。「入社3年目のエンジニアが、実際にどんな案件をどんな環境で作業しているか」のような具体性がないと、候補者の記憶に残りません。

落とし穴③:最初の1ヶ月だけで判断してやめてしまう

これが一番多い失敗です。TikTokのアルゴリズムは、ある程度の投稿本数と継続期間がないとアカウントの「方向性」を正確に判断できません。10〜15本以上投稿してから反応を分析するのが最低ラインです。「2週間やってみたけど反応がないのでやめた」というのは、判断するには早すぎます。

落とし穴④:動画の方向性を絞りすぎる

最初から「社員インタビューしか投稿しない」と決めてしまうと、飽きられやすく幅が狭くなります。職場の日常・インタビュー・業務解説・採用Q&Aなど、複数の形式をローテーションするほうが長続きします。どの形式が自社ターゲットに響くかも、やってみないとわかりません。

まとめ:採用TikTokは「続けられる設計」から始める

TikTok採用は、大きな制作費をかけなくても始められます。ただし、継続的に投稿し続ける仕組みがなければ成果は出ません。「誰が動画を撮るか」「週に何本投稿するか」「効果測定を誰がするか」を最初に決めておくことが、実は一番重要なステップです。

自社でゼロから始めるのが難しい場合は、企画だけプロに相談して制作は内製、あるいは編集だけ外注するハイブリッド型も現実的な選択肢です。

TikTok採用動画の制作や運用についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。福岡・九州を中心に、採用目的に特化したショート動画の制作・運用をサポートしています。

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