合同会社LEAD ONEの伊東です。
今年の８月から、TikTokでも再生数に応じた収益化プログラムがいよいよ開始しました。
これはYouTubeと同じように、再生回数に応じた一定の割合でクリエイターに収益が分配されるというものです。
これまでTikTokでは再生回数に応じた広告収益などは受け取れず、自社商品の販売やアフィリエイト、案件のPRで収益を得ることしかできませんでした。
ですが今回の収益化プログラムで、一定の再生数を取れるコンテンツを発信すればそれに応じて収益を貰えることができるようになったのです。
そこで実際にどれくらいの収益が得られるのかを調査すべく、９月の中旬から弊社で運用してるアカウントでもテスト的に実験してました。
色々数値のデータが出たのでまとめておきます。
収益アカウント構築の前提条件
今回、収益プログラムで収益化するにあたって、次の点を前提にアカウントを構築しました。
①属人性がないこと：
フル外注でも回せるようなアカウント
②制作コストが少ないこと：
1本あたりの編集時間が1時間未満になる動画構成。
③AIを最大活用できる：
AIを使うことで、企画や編集が楽になる動画の構成
た。
上記の①〜③を満たした上でのアカウント運用を前提にした上で、その上での収益額がどれくらいなのかを参考にしていただければと思います。
[告知]
上記の①〜③を満たしたアカウントのコンセプト作り、企画の作り方、リサーチ方法、動画の編集方法、AIの活用方法などについてはLINE登録者に無料配布します⬇︎
こちらのX（Twitter）アカウントでTikTok収益運用について日々発信してます！
今月まだ1/3以上残して過去最高の水準に到達😇いい調子😇 pic.twitter.com/T55rWcXi4i
— JP-ショート動画制作×AI (@JPshort_m) December 20, 2023
TikTokの収益額を公開
TikTok収益化の条件
①フォロワー1万人以上
②1分以上の動画が対象
③5秒以上の視聴で有効視聴数カウント
こちらは2023年10月時点での収益化の条件です。
今後、この条件が緩和 or 強化される可能性は十分にあります。
アカウントの再生数
約１ヶ月運用した数値が以下の通り。
投稿本数：13本
総再生数：1,600万回
収益化には『1分尺以上の動画が対象』になるので、今回1分以上の動画を13本新しく投稿してみました。
収益額
9/12〜10/12の１ヶ月間での収益額が以下の通りです。
1ヶ月間の総額：20万円
1日の最高：1.9万円
1ヶ月間で13本投稿して、得られた収益は20万円ほどです。
（今後この動画の再生が増えれば後からもう少し入ると思います。）
以上の点を踏まえて、思ったことや考えたことを８点まとめます。
（追記）２ヶ月目〜４ヶ月目の再生数と収益額に関してはこちらの動画で公開してます。
思ったよりも配分率は高い？
1再生の単価でみたら0.015円くらいになります。
多分、5秒までもっと視聴維持を取れてる人は0.05円くらいになるのでは？と思います。
TikTokにおける1再生0.01〜0.05円は思ってたよりも高配分でした。
今後は収益目的に長尺動画とか新しいクリエイターがどんどん増えてきそうな予感。
後半でかなり失速したのが、今月の収益の伸びにストップがかかってしまった要因かなと。
ちゃんと伸びる企画をパターン化して同じように作れてたらもう少し全体としていい数字にできたと思ういます。
分野選びが肝になる
マス受けする分野（雑学・動物・恋愛・お金…）でできるだけ制作時間をかけずに作れる構成なら、数十万くらいは収益取れそうな気がします。
でも、1本制作するのに何時間もかけてたら割りに合いません。
今回の動画はAI使って1本1〜2時間くらいで制作できました。
（方法は最後にまとめておきます。）
ただ『フォロワー1万人以上』っていうのが参入障壁になりそうでここを越えるまでが難しい。今回は1万人超えのアカウントが1個余ってたので、ここはクリアできました。
広告収益だけで食べていけるか？
広告収益＋で自社商品の販売に繋げれれば多分強い。
（今回自社商品は一切なしでした。）
でもマス受けする分野から自社商品に繋げるのは多分結構難易度が高い。
完全に「広告収益プログラム目的」で割り切ってとにかく再生数取りにいく→アカウント量産が良さそう。
副業で小遣い稼ぎくらいの目的なら
１アカウントをちゃんと育てるのが良さそう。
複数アカウントで横展開する戦略
自分の動画がバズれば、全く同じ原稿・構成で動画を出すパクリアカウントが数個は出てきます。
で、そのパクリアカウントもそれぞれ数十万再生、良いものは百万再生くらい取れてる。
どうせパクられるなら、自分で作った動画Aをメインアカウントで出して、少し改良を加えただけの動画A’を別アカウントで数日後に出す、みたいな戦略もありかもしれません。
仕組み化して売却のフロー構築
今回は初めてやったので、結構自分で作業して作ったけど、企画から編集までパターン化して外注するかスタッフにやってもらうかで仕組み化したい。
別ジャンルでアカウントを複数作るとかも面白そう。
でも仕組み化しようとして手離れした瞬間全然再生が伸びなくなるのはあるある。
あと、属人性のない動画・アカウントは、作りやすいって言う反面で、誰でも簡単に真似できる。
のでそれ自体に全然価値はないので、大きくはスケールしなさそう。
ある程度安定して数十万円くらい収益が上がるアカウントを作って最終的に数倍で売るみたいなのが今のところ一番良さそう。
自分のビジネス＋TikTokが結局強い
結局、自分のビジネス（商品）を持っててそれのマーケティングツールとしてTikTok使うのが最終的に一番売上に繋がると思う。
広告目的でやっても、1アカウントからはせいぜい月数十万円くらいが天井になりそう。
あくまで副業・副収入くらいの立ち位置かなと…
＞＞運用2ヶ月目以降の収益報告は、こちらのnoteにて無料公開しています。
AIを使った動画制作の手順
属人性はゼロの動画構成
→AIのナレーションとフリー素材のみ
