「採用動画を作ったのに応募が増えなかった」——この相談、弊社は過去1年で複数件受けています。費用をかけて制作したのに成果につながらない理由を聞いていくと、ほぼ共通しているパターンがあります。「作って終わり」になっていて、求職者の目に触れる設計がされていないのです。
採用動画の作り方は、2024〜2026年で変わりました。会社説明会で流すブランドムービーを1本作る時代から、TikTokやInstagram Reelsで縦型ショート動画を継続的に出し続ける採用戦略へ。求職者が「企業名+動画」で検索するのではなく、SNSのフィードに流れてきた動画をきっかけに会社を知るルートが増えています。
この記事では、福岡で採用動画の制作を検討している企業向けに、費用相場・ショート動画採用の実態・制作会社の選び方を現場目線でまとめます。弊社LEAD ONEは福岡拠点でショート動画制作・SNS運用を手がけており、採用向けショート動画の制作相談も増えてきた中での実感値を含めて書いています。
なぜ今、採用動画に「ショート動画」が選ばれているのか

まず率直に言うと、採用ショート動画はすべての会社に向いているわけではありません。ただ、以下の3つの理由から、特にZ世代・第二新卒を採用ターゲットにしている企業では有効な手段になっています。
① 求職者の情報収集の場がSNSにシフトしている
就職・転職活動のリサーチ手段として、TikTokやInstagramを使う層が増えています。「会社名 リアル」「〇〇業界 働き方」などで検索し、先輩社員の1人語り動画や職場の日常を撮った縦型動画で企業を比較するという行動が、22〜28歳前後では珍しくなくなってきました。採用サイトやIndeedだけでは届かない層にリーチできる、というのが一番の理由です。
② 1本あたりのコストが低く、継続投稿しやすい
従来の採用ブランドムービー(2〜3分・横型)は30〜80万円が相場です。一方、縦型ショート動画は1本あたり3〜15万円程度で制作でき、月6〜10本を継続投稿するプランでも月額15〜30万円の範囲に収まります。単発の高額動画より、継続的に出し続ける低コスト動画の方が採用への露出量では圧倒的に多くなります。
③ 「社員の素の姿」が伝わる
ショート動画の強みは、作り込みすぎていない「生っぽさ」にあります。弊社が制作してきた採用向けショート動画では、社員が自分の言葉で「入社前と後のギャップ」「実際の働き方」を話す形式のコンテンツへの反応が特に高い傾向があります。整いすぎた映像より、少し手作り感がある方が求職者には「リアル」として受け取られやすいです。
採用ショート動画が向いている企業・ターゲット
冒頭でも触れましたが、ショート動画採用に向いているケースと向いていないケースがあります。
向いているケース
- 新卒・第二新卒(22〜28歳前後)が採用ターゲットの中心
- 飲食・小売・サービス業・福祉など、現場の雰囲気が採用判断に直結しやすい業種
- アルバイト・パート採用でIndeedやタウンワークへの依存を減らしたい
- 企業の認知度がまだ低く、「まず知ってもらう」段階にある
慎重に検討が必要なケース
- 40代以上の中途採用がメイン(LinkedInや転職サービス経由の方が効率的なことも)
- 高度専門職(医師・弁護士・エンジニア上位職など)の採用
- 「とりあえずTikTokをやらないといけない気がして」という動機だけの場合
弊社への採用動画相談で最も効果が出やすいと判断しているのは、「福岡市内の飲食・小売・サービス業でアルバイト採用を年間100名以上見込んでいる企業」です。この規模になると、採用広告費の一部をショート動画運用に振り替えることでコストを下げながら応募数を維持しやすくなります。
採用ショート動画が自社に向いているか確認したい方へ
採用ターゲットと現在の課題をお聞きした上で、ショート動画が有効かどうかも含めて正直にご提案します。福岡・九州エリアの現地撮影にも対応しています。
👉 無料相談はこちら
採用動画の種類と費用相場(福岡の場合)

福岡での採用動画制作は、東京の大手制作会社と比べて同等品質で15〜25%程度コストが低いケースが多いです。以下は現在の相場感です。
ショート動画採用(月額型)
TikTok・Instagram Reels・YouTube Shortsへの縦型動画を月4〜10本制作するプランです。
- 月4〜6本(撮影込み):月10万〜20万円
- 月8〜12本(撮影込み):月20万〜35万円
- 素材提供・編集のみ:月5万〜15万円
1回の撮影で複数本分の素材を確保する「まとめ撮り」をすることで、1本あたりのコストを抑えられます。弊社では半日の撮影で6〜10本分の素材を確保するスケジュール設計をよく提案しています。
社員インタビュー動画(単発型)
1〜2名の社員インタビューを1〜3分程度で仕上げる形式。採用ページへの埋め込みや説明会での上映に向いています。
- 1〜2名・半日撮影:10万〜25万円
- 複数名・1日撮影:25万〜50万円
縦型(ショート動画用)と横型(採用サイト・説明会用)の両方を同日撮影でまかなう設計をすると、2回分の撮影コストを節約できます。
採用ブランドムービー(単発・長尺)
企業のビジョン・文化・雰囲気を2〜5分で伝えるムービーです。会社説明会・採用サイトのファーストビューとして機能します。
- シンプルな構成・1日撮影:30万〜60万円
- 演出込み・複数日撮影:60万〜120万円以上
この種類は制作期間が4〜8週間かかるため、採用シーズンに合わせて3ヶ月前からの依頼が理想です。急ぎ対応になると割増料金が発生するケースがほとんどです。
| 種類 | 福岡の費用感 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| ショート動画(月額型) | 月10万〜35万円 | SNS採用・継続露出 |
| 社員インタビュー(単発) | 10万〜50万円 | 採用サイト・説明会 |
| 採用ブランドムービー | 30万〜120万円〜 | 説明会・ファーストビュー |
採用ショート動画で成果が出るまでのタイムライン
「始めてどのくらいで効果が出るか」は採用担当者が最も気にするポイントです。弊社の経験から言うと、以下が現実的な目安です。
1〜2ヶ月目:アカウント設計・投稿基盤の構築
採用向けアカウントの設計(プロフィール・ハイライト・固定投稿の整備)と最初の10〜20本を投稿する期間です。この段階では応募につながる数字はほぼ動きません。
フォロワーも増えにくいのが普通です。「効果がない」と判断するのは早い。
3〜4ヶ月目:エンゲージメントの変化を観察
継続投稿によってアルゴリズムに認識されはじめ、インプレッションが伸び始めるのがこの時期です。特定の投稿がバズると一気にフォロワーが増えることもあります。
プロフィールへのアクセスが増えてきたら、採用ページへの誘導設計を見直すタイミングです。
5〜6ヶ月目:問い合わせ・応募への影響が出始める
「SNSで動画を見て応募しました」という候補者が出てくるのがこのあたりから。採用担当者に「動画を見てきた」という候補者の割合を追うと、効果が数値で見えてきます。弊社が関わったケースでは、半年継続した段階でIndeedからの応募比率が下がり、Instagram経由の比率が上がってきたというパターンを確認しています。
正直に言うと、「3ヶ月で採用コストが半減する」という約束はできません。ただ、半年継続した企業と3ヶ月でやめた企業では、成果に大きな差が出ています。ショート動画採用は「広告費のスイッチを切れば即止まる採用広告」とは違い、積み上げた資産が残るモデルです。
福岡で採用動画制作会社を選ぶ5つのポイント
① 採用動画(特にショート動画)の制作実績があるか
映像制作会社の中には、商品PR・企業PRが中心で採用向けの実績が薄いところもあります。さらに言うと「採用ムービーは作れるがショート動画は別」という会社も多い。求職者向けのコンテンツ設計やSNS配信まで一貫して対応できる会社かどうかを確認してください。ポートフォリオを見せてもらい、縦型動画の実績があるかをチェックするのが基本です。
② 企画提案から入ってくれるか(撮影だけ請け負いではないか)
「シナリオは御社で用意してください」というスタンスの制作会社では、採用ターゲットの設計やコンテンツの方向性のすり合わせができません。採用ショート動画では特に「何を見せるか・誰に届けるか」という企画が肝なので、企画から一緒に考えてくれるかどうかを最初の打ち合わせで確認してください。
③ SNS配信・運用の知識があるか
動画を作るだけで終わる会社と、「この動画はどのタイミングで投稿すべきか」「アルゴリズム的にどのフォーマットが今伸びるか」まで提案できる会社では、結果が大きく変わります。ショート動画採用はコンテンツの品質と運用設計の両方が必要なので、制作だけでなく配信戦略も相談できるかどうかを確認してください。
④ 縦型・横型の両対応ができるか
採用サイト用の横型(16:9)と、SNS用の縦型(9:16)は撮影設計から異なります。後から横型を縦型にトリミングする手法は、構図も画質も落ちるため非推奨です。最初から両方の用途を前提に撮影を設計してくれる制作会社を選ぶほうが、同じ撮影日で2種類の動画を得られて費用対効果が上がります。
⑤ 福岡・九州エリアに現地対応できるか
採用動画は「職場の雰囲気・実際の業務シーン」を撮るケースが多く、現地撮影が前提になります。東京の制作会社に依頼すると出張費・交通費が別途かかるため、同じ品質なら福岡の地元制作会社の方がコスト面で有利です。急な撮影日変更や再撮影の対応スピードも、地元の方が機動力があります。
よくある失敗と、弊社から見た原因
採用動画の制作相談を受ける中で、「失敗した」という会社に共通する3つのパターンがあります。
「配信先を決めないまま制作した」
採用サイトに埋め込むのか、TikTokで配信するのか、会社説明会で上映するのか——これが決まっていない状態で制作に入ると、尺も演出もどれにも最適化されていない動画ができあがります。「どこで、誰に、何を見せるか」を先に決めてから制作に入ることが大前提です。
「完成度を上げすぎて”会社PR映像”になった」
制作費をかけるほど映像の完成度は上がりますが、求職者が見たいのは「この会社の実際の雰囲気」です。きれいに編集された企業PVよりも、社員が自分の言葉で話している素朴な動画の方が、採用向けSNSコンテンツとして機能しやすいことがあります。
「3ヶ月で効果を判断してやめた」
採用ショート動画は積み上げ型の施策です。3ヶ月で手応えが出なくても、半年継続することで採用チャネルとして機能し始めるケースの方が多い。短期で効果を求めるなら採用広告の方が向いていますが、長期的なコスト削減と採用ブランドの構築を狙うならショート動画の方が有効です。
まとめ
採用動画制作を福岡で検討する際のポイントを整理します。
- 2026年の採用動画はショート動画(縦型)を中心に設計するのが主流になりつつある
- 費用はショート動画月額型で月10万〜35万円、単発インタビュー動画で10万〜50万円が福岡の相場
- ショート動画採用は5〜6ヶ月継続して初めて成果が見えてくる施策
- 制作会社選びは「ショート動画実績」「企画提案力」「SNS運用知識」「縦横対応」「現地対応」の5点で確認
- 発注前に「誰に・どこで・何を見せるか」を言語化しておくと制作がスムーズになる
弊社LEAD ONEは、福岡を拠点にTikTok・Instagram Reels・YouTube Shortsの縦型動画制作・SNS運用を手がけています。採用向けショート動画の企画〜制作〜SNS配信まで一括でサポートでき、九州エリアの現地撮影にも対応しています。「まず予算感を確認したい」という段階からご相談ください。
関連記事:TikTok採用の始め方|企業がZ世代採用に活用するための実務ガイド / 福岡でショート動画制作を外注するなら / 動画制作を福岡で依頼する費用相場まとめ

