【知らないと失敗】企業がTikTokを始める前に押さえておくべき4ポイント

TikTok

 

昨今、TikTokをマーケティングの施策で取り組む企業が増えてきました。

弊社にも福岡や沖縄の企業様からTikTok制作に関するお問い合わせが少しづつ増えてきております。

ですがTikTokはまだまだ新しい媒体で、そもそも何から手をつけていいか分からない人も多いかと思います。

そこで今回は、会社のマーケティング施策でTikTokを始める前に知っておくべき4つのポイントについて解説していきます。

 

 

TikTokの特性

まず、戦略的にTikTokを導入しようと思うなら媒体の特性を知ることが必須です。

YouTube、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSがそれぞれ特徴が大きく異なっているように、TikTokもまた他のSNSとは大きく特性が異なります。

具体的にどういったところが違うかと言えば

 

①視聴者の層

TikTokがで始めた当初は、『10代の中高生の間で流行っているSNS』というイメージが強かったと思います。若くて可愛い子が自身のダンス動画などを投稿するSNSというイメージを持ってる方も多いのではないでしょうか。

依然としてそういったコンテンツが人気であることに変わりはありませんが、この1年ほどの流れとして大人向けの教育コンテンツもたくさん増え、ビジネスマンもTikTokに多く参入してきました。

視聴者の伸び率でいうと、30代〜40代のユーザーの伸びが一番高いというデータもあるようです。過去にYouTubeが一部のオタクたちの間で始まって世間一般に広がったように、TikTok自体もどの年代にも受け入れられる媒体へと変化を遂げていると言えます。

とはいえ、TikTok自体はまだまだ若い層に広く支持されている媒体と言えるので、10代や20代をメインターゲットにするような商品を扱ってる企業にとっては外せい媒体となっています。

 

②投稿のコンテンツ

一度でもTikTokに触れた方ならわかると通り、TikTokの一番の特徴は『縦長動画』がメインのコンテンツであることです。

これまで他のSNSでは横長動画が主流だったのに対し、TikTokに関しては縦長動画をメインのコンテンツにしています。

後を追うように、YouTubeでは『YouTube Shorts』、Instagramでは『リール』などの縦長動画をレコメンドで表示する形のサービスがどんどん出てきています。

これからも分かるように、スマホを縦にしたまま見れる縦長の流れが一気にきています。

 

③コンテンツフィード

それぞれのSNSで、アプリを開いたときに自分の画面(タイムライン)に出てくる投稿は、どんな投稿を表示してくるかは媒体によって異なります。

例えば、Instagramでは自分が『フォローしているユーザーの投稿』がメイン、

Twitterは『フォローしているユーザーと、そのユーザーが拡散(リツイート)した投稿』が流れてくることが一般的です。

TikTokが新しいところは、フォローしているしていないに関わらず、「たくさんの人が見て反応しているコンテンツ」がオススメとして表示されます。

そしてアプリを使い続けるごとに、データが蓄積され、『どんなコンテンツをどれくらいの時間視聴しているか』からその人の興味関心を分析し、その人にあったコンテンツがオススメとして流れてきます。

例えば、猫好きな人が猫の動画が流れてくると思わず最後まで見てしまう、いいねを押してしまう、という行動をとっていると、その人のおすすめには猫や動物のコンテンツが優先的に表示されるようになります

この「オススメ」にたくさん載ることでコンテンツが『バズる』という現象になります。

このようにその人の特性をAIが分析し、似たようなコンテンツをオススメとしてランダムで無限に出し続けてくることがTikTokの画期的な特徴の1つです。

この特性のおかげで、フォロワーが全くいなかったりする人でも、一気に露出を増やしてバズる可能性を含んでいます。

実際、弊社が運用しているあるアカウントも、フォロワーが数十人の段階で400万再生を超えるコンテンツを出し、フォロワーが数千人単位で増えたこともあります。

 

 

目的を明確にする

TikTokに限らずですが、マーケティングの一貫でSNSを導入する際には『どの目的でやるか』によって投稿するコンテンツが異なります。

集客なのか、採用なのか、ファンとの関係構築なのか、その他なのか。

より効果的に、効率的に成果をあげるにはこの『目的』を事前に明確にしておきましょう。

また、コンテンツ毎に目的を立てることも重要です。

例えば、

・新規の流入を図るコンテンツ(バズを狙う)
・購買を促すPRに繋げるコンテンツ
・自社のブランドイメージを定着させるコンテンツ

などによっても投稿するコンテンツが異なってきます。

この中のどれかに偏ってしまっても効果は出ません。

TikTokから売上につながるまでの流れをざっくりと数字で表すと

 

 

他の媒体との相関性を持つ

先述したように、TikTokは縦長のショート動画がメインの媒体です。

なので効率よく多くの人に拡げるということに対しては非常に強い媒体と言えます。

ですが、弱点としては『深く刺す』という部分に関しては弱いと言えます。

というのも、TikTokに視聴者は短いショート動画を次から次へとスライドして視聴していくので、1つのコンテンツを深くじっくり見るという行動はしません。

それに対し、YouTubeの場合は数十分、場合によっては数時間のコンテンツを見せることが可能です。

つまり、1再生あたりの深さがTikTokとYouTubeのコンテンツだったら大きく異なるわけです。

とはいえ、やはり知ってもらうきっかけとしてはかなり有用です。

そこでTikTokやYouTubeなど他の媒体と併用して戦略を作ることで、それぞれの強みと弱みを補完しあって運用することが可能になります。

典型的なパターンとしては、

1、TikTokで知ってもらう(認知を広げる)
2、YouTubeで関係構築→ファン化

などの流れを作ることができれば、良い流れを作れるでしょう。

もちろん、認知を広げるためのコンテンツとファンになってもらうコンテンツでは作るものが異なってきますので、それぞれ別の観点から作る必要はあります。

 

 

TikTokのトレンドを知る

『TikTokのバズらせ方』に関しては色んな記事や本で色んなことが言われてますが、全体として言えるのは『トレンド(流行り)を押さえておくこと』です。

流行ってる演出、流行ってる音源、などは数ヶ月単位で変わっていきます。

以前、100万人弱のフォロワーがいるTikTokerの方と食事をさせてもらう機会があったので、色々と話を聞いてみました。

その方が言ってたTikTokの攻略法も『バズってるものを(アレンジを加えて)パクる』ということでした。

実は世の中の人は『全く知らない』ものよりも、「あ、知っているかも」というものに興味を示します。むしろ全く知らないものに関しては抵抗感を感じるそうです。

すでに知っているものだとある程度の期待値がすでにあるので、見てもらえやすいんですね。

TikTokで言えば、

この音源を使ってる動画はだいたいこういった展開なので、この人はどう言ったものを投稿しているのかなぁ

などと気になったりするわけです。(TikTokを見てる人なら言ってることがわかるはず…)

そういったことを戦略的に行うためにも、トレンドを押さえておくということはTikTokを成功させる上で大事な要素と言えます。

 

 

 

以上、今回の記事ではTikTokを始める前に押さえておくべき4つのポイントについて解説していきました。

今後LEAD ONEメディアではTikTokに関する記事も増やしていきますので、ぜひチェックいただければと思います。

 

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