商品紹介動画の制作会社への依頼方法|撮影カット・納品仕様

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商品紹介動画を依頼するときは、商品をきれいに撮ることだけでなく、見た人に何を理解してほしいかから決めます。手触りを伝えたい商品なら素材の質感が分かる寄りのカット、使い方を伝えたい商品なら手順を追うカットが必要です。

制作会社へ相談する前に、動画の掲載先、伝えたい魅力、撮影に使える商品や資料を整理しておくと、企画・撮影・編集の見積もり範囲を比べやすくなります。まだ構成が固まっていなくても、商品の特徴と使用場面が分かれば相談を始められます。

最初に「どこで、誰に、何を伝える動画か」を決める

同じ商品でも、使う場所によって必要な見せ方は異なります。ECの商品ページなら、購入前にサイズや使い方を確かめられることが大切です。営業資料なら、商談相手が短時間で特徴をつかめる順番が向いています。SNS広告なら、冒頭で商品の用途や変化を理解できる構成が必要です。

主な掲載先見る人が知りたいこと企画時に決めること
EC・商品ページ大きさ、質感、使い方、他の商品との違い商品単体・手持ち・使用中のどの映像が必要か
営業資料・商談何の課題に使え、導入後に何ができるか営業担当者が説明する部分と動画に任せる部分
展示会・店頭離れた場所から見ても伝わる特徴音声なしでも分かる文字・画面比率・再生時間
SNS・広告誰向けの商品で、なぜ続きを見るべきか冒頭の見せ場、縦横比、字幕、短尺版の有無

掲載先が複数ある場合は、最初に作る動画の主目的を一つ決めます。EC用の説明をそのまま短くしただけでは、SNS広告で最初に見せるべき魅力が後ろに回ることがあります。複数媒体へ展開する予定は制作会社へ伝え、画面比率や字幕の置き方を企画段階で相談してください。

商品の魅力から、必要な撮影カットを選ぶ

商品の質感を伝えるため、商品サンプルをカメラで撮影している様子

撮影カットは「商品を一周撮る」と決めるのではなく、購入・導入を検討する人の疑問に対応させます。次の表をたたき台にし、商品の特徴に関係するカットだけ選んでください。

伝えたいことカットの例撮影前に用意するもの
外観・サイズ正面、側面、手や身近な物と並べた比較寸法、比較対象、撮影角度の希望
素材・質感表面の寄り、光を当てた時の見え方、触れる手元素材情報、映り込みを避けたい箇所
使い方開封、組み立て、操作、使用後の手入れ説明書、実演担当者、使用に必要な道具
機能・仕組みボタン操作、動作部分、内部構造の図解や画面正しい操作順、撮影できない構造の説明
使用場面商品を置く場所、使う人の手元、周囲との関係ロケ場所、出演者、撮影許可
購入前の不安お手入れ、収納、付属品、使用条件公式仕様、注意点、同梱物の一覧

「軽い」「簡単」「長持ち」などの表現を動画に入れる場合は、何と比べているか、どの条件で言えるのかを確認します。商品仕様書や承認済みの説明資料を制作会社へ渡し、根拠のない効果・性能表現が構成に入らないようにします。

15秒の構成例

以下は構成を相談するための記入例です。実際の尺やカット数は商品と掲載先に合わせて調整します。

  1. 冒頭:商品を使う場面を見せ、どんな用途かを伝える。
  2. 特徴:最も伝えたい一つの機能や素材を、寄りの映像で示す。
  3. 使用方法:操作や使う手順を短く見せる。
  4. 締め:商品名や次の行動を表示する。

要素を詰め込みすぎると、商品の特徴を説明しているのか、使い方を見せているのかが曖昧になります。動画を見たあとに覚えてほしいことを一つ選び、残りの情報は商品ページや説明文で補う方法もあります。

商品サンプルと撮影準備を先にそろえる

商品を送って撮影する場合は、発送前に制作会社へ受け取り方法・返送方法・保管期間を確認します。食品や化粧品など、開封後に状態が変わるものは、撮影用サンプルを何個用意するか、開封した商品を返却できるかも決めておきます。

撮影当日に必要なものは、商品の本体だけとは限りません。箱、付属品、説明書、使用に必要な道具、背景に置く小物などを、カット表に沿ってそろえます。色違い・サイズ違いがある商品は、どれを撮るかを先に選びます。撮影後に別の型番が必要と分かると、商品の再発送や追加撮影につながります。

また、商品ロゴやパッケージに古い表記がないか、撮影場所に他社商品・個人情報・未公開資料が映り込まないかを確認します。製品の見せ方について社内承認が必要なら、撮影前に確認する担当者を決めてください。

撮影前チェック

見積もりは「撮影」だけでなく成果物と作業範囲で比べる

見積もりの金額だけでは、企画や撮影準備、編集、追加納品のどこまで含むかが分かりません。制作会社に次の項目を同じ条件で伝え、含まれる作業と別料金の作業を分けてもらいましょう。

見積項目依頼時に聞くこと
企画・構成商品情報の整理、台本、絵コンテのどこまで含むか
撮影撮影時間・場所、撮影スタッフ、照明や小物の手配
商品の輸送送付先、受取・保管・返送、破損時の取り扱い
編集字幕、ナレーション、BGM、図解、色調整の範囲
修正初稿後の修正回数、文言修正と構成変更の区別
納品本数、尺、縦横比、解像度、ファイル形式、納期
二次利用EC・営業資料・展示会・SNS広告での利用範囲
素材データ撮影素材や編集データを受け取れるか、追加費用の有無

「修正1回」のような表記は、字幕の誤字修正と、別の使い方を追加で撮影することが同じ扱いとは限りません。どこまでを修正と数えるのか、追加撮影や構成変更の扱いを見積書に残してもらいます。金額や修正回数は依頼内容や契約によって異なるため、公開されている別案件の価格だけで自社の総額を決めないでください。

制作会社へ送る商品紹介動画の依頼票

以下は記入例です。角括弧の部分を自社の商品情報に置き換えてから送ります。未定の項目は「提案希望」と書き、決定済みの仕様のように扱わないでください。

商品紹介動画 制作依頼票(記入例)

  • 商品名・型番:[商品名/型番]
  • 動画の目的:[ECの商品ページ/営業資料/展示会/SNS広告など]
  • 見る人:[購入・導入を検討している人]
  • 動画で一番伝えたいこと:[例:使い方が一目で分かる]
  • 必要なカット:[商品外観/操作/使用場面/付属品など]
  • 使える資料:[商品仕様、説明書、ロゴ、既存画像など]
  • 商品サンプル:[発送できる型番・個数・希望到着日]
  • 撮影場所・出演者:[自社で用意/提案希望]
  • 希望する納品物:[動画本数、尺、縦横比、字幕、サムネイル]
  • 利用予定の媒体:[EC、営業資料、展示会、SNSなど]
  • 社内確認者:[構成確認/初稿確認/最終承認の担当者]
  • 希望日程・予算:[未確定なら相談希望と記入]
  • 見積もりで分けてほしい項目:[企画、撮影、編集、輸送、追加納品など]

依頼票を先に埋めると、制作会社との打ち合わせで商品説明に時間を使い切らず、「どの疑問を、どのカットで解決するか」を話せます。商品数や掲載先が複数あるときは、優先順位も添えてください。全商品を同じ構成で撮る必要があるか、代表商品から試作するかを検討できます。

商品紹介動画の依頼でよくある質問

商品が手元になくても相談できますか?

企画や見積もりの相談は、仕様書・既存写真・商品ページを共有して始められる場合があります。ただし、質感や操作を実写で見せるには、撮影までに商品サンプルが必要です。何を資料で確認でき、何を現物で撮影するのかを制作会社と分けてください。

撮影をせず、写真や既存素材だけで制作できますか?

素材の状態と動画の目的によります。静止画、過去の映像、画面キャプチャなどを組み合わせて編集する方法はありますが、商品の質感や実際の操作を新しく見せる撮影とは内容が変わります。既存素材の利用条件と、追加撮影が必要になる場面を見積もり前に伝えましょう。

完成した動画をSNS広告にも使えますか?

利用媒体、広告配信、出演者・音源・素材の権利条件によります。EC用に制作した動画を別媒体へそのまま転用できるとは限りません。広告やSNSでの利用予定を発注時に伝え、画面比率、尺、音源、出演者の利用範囲を確認してください。

納品後に商品や価格が変わったらどうしますか?

変更箇所が字幕・画面表示だけで済むのか、撮影や構成からやり直すのかで作業が変わります。頻繁に更新する価格やキャンペーン情報は、動画に焼き込まず商品ページ側で示す方法もあります。更新可能な部分と再制作が必要な部分を、納品仕様に含めて相談してください。

商品と用途に合った制作範囲から相談する

商品紹介動画の依頼では、企画・撮影・編集をまとめて頼む方法と、社内で用意した素材の編集を依頼する方法があります。商品の撮影が必要か、既存素材を使えるか、複数媒体への展開が必要かによって、見積もりの範囲は変わります。

依頼票に商品情報と掲載先を記入し、見せたいカット・商品サンプル・納品形式を制作会社へ伝えてください。動画制作の費用と発注範囲は、ショート動画の外注費用を確認する記事も参考になります。

LEAD ONEの単発動画制作で対応できる内容や料金は、サービス内容・料金表をご覧ください。商品紹介動画の用途、撮影する商品・場所、希望する納品物が分かれば、依頼範囲の相談を始められます。